団結のドミナリアが発売され、遂にスタンダード環境に帰ってきた歴代屈指のPWヴェールのリリアナ。
今日はその対策について考えます。
これを唱えた場合に考えられる最も一般的な動きとしては着地後すぐに[-2]で対戦相手に布告を強いり、こちらの盤面を空にする動き。
その後出してきたクリーチャーに除去を当てるもよし、2ターン後に再び布告を撃つのもよしと、まさにやりたい放題の一枚となっています。
それではこのカードの対策としてはどのようなものが考えられるでしょうか。
色毎に考えていきましょう。
・毅然たる援軍、婚礼の発表
布告に対する回答はやはり横並べ。
前者はインスタント・タイミングで出せるので布告をトークンで退かせて、後者はトークンを3体出すうえ本体は残ります。
これに限らず1マナからクリーチャーを展開するデッキや複数体のトークンを生成するカードは布告除去に対しては有効です。
えぇ、布告除去に対しては…。
・呪文貫き、否認
コントロールの対処法といえばやはり打ち消し!
こちらは1、2マナで3マナの呪文に対処する為テンポも取れます。
ヴェールのリリアナを除いても非クリーチャーの呪文は多い為、当たる対象は比較的多め。
一方で唱えられたタイミングでしか対処できない為、構えていたのに墓地の侵入者で避けられた、というパターンもありそう。
・強迫、窃取
まずは手札破壊。
これにより確実にヴェールのリリアナを叩き落とすことができます。
ただし対戦相手が複数持っていた場合完全に無駄になってしまいますし、テンポとしてはこちらがマナを払っているのに対し、相手はマナを払っていないので3マナの別の強力な行動をとられてしまいます。
その為対策になる事はなるがあまり勝ちには繋がらない、というところでしょうか。
・しつこい負け犬
しつこい負け犬はヴェールのリリアナに対してかなり相性のいいカードとなっています。
手札からコストとして捨てた場合でも墓地から奇襲で戻す事ができ、がら空きとなった盤面を走ってヴェールのリリアナを落としに行く事ができます。
特に[-2]から入った場合は着地後2ターン目でも落とす事ができます。
ただし4マナ払って結局やってる事がアドバンテージの確保だけなので盤面が空だとしても対戦相手に先に強力なカードを叩きつけられてしまいます。
・フェニックスの雛、しつこい負け犬
ようは速攻で返しまでにヴェールのリリアナを落とせればただの布告にわずかに回復が付いただけのカードになります。
特に前者は飛行があるのでブロックされづらいです。
相変わらず食肉鉤虐殺事件に弱いですが…。
・産業のタイタン
緑というか黒なんですが、産業のタイタンは横に4/4・トークンを展開するので布告を1度だけ回避できます。
これをギックスの残虐などで釣り上げ、アドバンテージ勝負に持ち込まないのが勝利ルートです。
大抵の緑がこの復活ギミックを取り入れた黒赤緑の形式を取ります。
ヴェールのリリアナで勝手に墓地に置けるので墓地肥やしに関してはそれほど問題にはなりません。
こんな所で。ヴェリアナだけでなく、周りも強いんですよね。
どうなる事やら。ではでは!