今日はこちら。
トクスリルはネファリア州のカルト教団「トクスリル教団」の御神体です。
彼等は往年のライバル「グロルナクの落とし子教団」が御神体の召喚に成功した事を聞きつけると、こちらも負けじとナメクジに悪魔の血を注入し、古代の儀式を実行。
こうして生まれた人工の神がトクスリルです。
トクスリルは誕生直後に神殿の半分を食らい付くしました。
彼等はグロルナクとトクスリルが激突する日を心待ちにしています。
普通は御神体が先にあってそこからカルト教団が産まれると思うのですが…じゃあ彼等は最初なんで集まったんでしょう…?
7/7/7の伝説のナメクジ・ホラー。
ナメクジは初出がレジェンドの大ナメクジと歴史自体はかなり古いものの、現時点で銀枠含めてもわずか10体と非常に数が少ないマイナー種族。
当然専用部族シナジーも、伝説のナメクジもこれが初となります。
ちなみに固有色は青黒ですが、現時点で登場しているナメクジの内トクスリル統率者デッキで使えるのは僅か4体。
他は赤や緑で何なら銀枠まで混ざっています。
まあ一堂に会する事はないでしょう。
各終了ステップの開始時に自分のコントロールしていないすべてのクリーチャーにスライム・カウンターを置きます。
ヘドロの怪物と同じカウンターですね。
これらは相互にシナジーを形成します。
固有色が青黒なのはブロール等で併用させる為でしょう。
あなたがコントロールしていないスライム・カウンターの乗っているクリーチャーはそれ1個につき-1/-1の修正を受けます。
タフネス1であれば出したターンの終わりには死亡。
そうでなくともターン毎に弱体化していく事になります。
3ターンも維持できれば戦場は壊滅する事でしょう。
スライム・カウンターが置かれている自分のでないクリーチャーが死亡する度、1/1のスライム・トークンが出ます。
たかが1/1とはいえブロッカーは日に日に衰弱している状況であり、チャンプブロッカーですら満足に用意できない状況。
というか瞬速でもない限りブロッカーには最低1個はカウンターが乗っている為、チャンプブロックすると必ずトークンが出ます。
なお死亡理由は弱体化のみを要求しているわけでは無い為、普通に除去を撃っても出ます。
まあ弱体化効果のみに限定しようとするとテキストがかなり煩雑になりますし…。
青黒払ってナメクジを1体生け贄に捧げると1枚引く事ができます。
相手がクリーチャー・ デッキであればトークンが大量にいると思われるので、生け贄要員には事欠かないはずです。
自身も生け贄に捧げられる為、除去が飛んできても最悪カード1枚に変換できますね。
スタンダードでは流石に重すぎてほとんど使われておらず。
まあ青系なら船砕きの怪物を使うでしょう。
タフネス7以外に除去耐性はないですし、青赤系はほとんどクリーチャー使いませんしね。
まあまったく無いわけではないのですが…。
リミテッドではトップクラスのボムの1人。
クリーチャー主体のデッキにほぼなる為出たら大量のトークンを生み出しながら戦場を壊滅させられます。
火力などではほとんど対処できないのも強力。
統率者ではかなり楽しそうです。
出してターンが回ってくれば全員に-4/-4修正がかかっている状態となり、クリーチャー主体のデッキがいればその頃にはトークンが大量にいるはずです。
(対戦相手3人もいて除去できないとは思いづらいですが、それを持っている対戦相手が他の対戦相手に除去したいクリーチャーがいるなら、それが死ぬまで温存する可能性はあります)
また無限マナが用意できればトクスリル自身を生け贄に捧げ続ける事で無限ドローが可能。
青黒なら多分できるでしょう。
リミテッドで使ってみたい1枚。
圧倒的力で相手をねじ伏せてほしいです。ではでは!