今日はこちら。
推定されるモチーフは北欧神話に登場するニーズヘッグと呼ばれる蛇。
ニヴルヘイムのフヴェルゲルミルに住み、世界樹ユグドラシルの根を齧りながら生活しています。
またリスのラタトスクに伝言を頼み、大鷲フレームヴェスクと罵り合いをしているそう。
ラタトスクかわいそう。
またナーストレンドでは死者の血を啜る事もあるとか。
予言によればラグナロクで生き残り、翼に死者を乗せて飛ぶ黒いドラゴンとなります。
蛇は脱皮する為しばしば不死の象徴とされます。
また竜の姿は蛇と酷似しており、蛇→ドラゴンの変身も納得。
ただそれは東洋の話で北欧だと2足歩行とかになる様な…同じ爬虫類ならいいのでしょうか。
4/3/3飛行の吸血鬼・ドラゴン。
吸血鬼は血を吸う伝説からですね。
ドラゴンもラグナロクの伝説から。
種族が非常に優秀で、現スタンダードにはドラゴンの火や各種吸血鬼サポートが存在します。
前者は戦場に出てからでなければ活躍しませんが、後者はそのまま部族デッキに入れられそうです。
色もピッタリ。
タップ状態になる度、墓地から最大1枚のカードを対象とし、それを追放し、自身に+1/+1カウンターを置く事ができます。
ナーストレンドの伝説からですね。
死者まで再現されていて絶妙です。
墓地対策しながらサイズアップする為非常に強力。
飛んでいる為攻撃も通しやすく、4,5,6,7と4回殴るだけでゲームを決められます。
墓地対策も環境的にそこそこ有効なカードが多く、非常に強力な効果となっています。
ちなみに対象に取った墓地のカードが解決前に先に領域を移動(追放とか)されてしまうと+1/+1カウンターも置けません。
ご飯食べられなかったですからね。仕方ないね。
また墓地追放は最大1枚を対象に取る為、追放しない事も選べます。
その場合、単に+1/+1カウンターが置かれます。
何を食べて成長したんだ。
他のクリーチャー1体を生贄に捧げる事で、タップされてしまうと共に、そのターン中破壊不能を得る事ができます。
ラグナロクの伝説からですね。
翼に乗せる死者はお前のせいだったのか。
対処しなければならない大型フライヤーがこの能力を持っているのが非常に強力。
追放には勝てませんが、破壊なら単体除去全体除去何でもござれという頼もしさ。
タップされてしまいますが、もともとアンタップ状態であったなら上の能力も起動します。
純粋なサクリ台としても優秀で、加えてインスタントタイミングの墓地追放まで兼ねているので非常に強力。
ただしタップ状態で起動しても追放やサイズアップはされないので注意。
リミテッドは勿論、構築でも非常に強力な1枚。
単体でも優秀なのに加えてドラゴンシナジーや吸血鬼サポートまで来てるのでかなり環境で活躍しそうです。
墓地利用が増えてきたのも追い風ですね。
メタゲームの捕食者となれるか。
赤黒系デッキにも注目していきたいですね。
ではでは!