ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

下賤の救主について考える

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今日はこちら。

 

英語名Ignoble Hierarch。

元となった貴族の救主の英語名Noble Hierarchとは、否定を意味する接頭語Ig-がついており、対照的な名前となっています。

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(日本でもノーベル賞に対するイグノーベル賞が有名ですね。

やたら日本人が受賞する事で有名で、例えば「ヘリウムガスを吸うとワニの唸り声も高くなる」の様なクスッと笑えてその後考えさせられる研究に与えられる賞です)

本当はIgnobleには平民なんて意味はなく、もっと下、ここには書けないような差別用語になるのですが、それだと出せないはずなので、平民と訳されると思います。

(追記)下賤の救主でした。残念。

 

1マナ0/1賛美、タップで黒か赤か緑を加えるゴブリン・シャーマンです。

ゴブリンもシャーマンも元の人間やドルイドよりも野蛮な感じがしていいですね。

ただこの話を突き詰めて行くとシャーマンがいる部族は劣っているとかの話に繋がっていってしまいますので難しいところ。

勿論そんな事はなく、MTGにおいてゴブリンとシャーマンが赤や黒に属している種族なので採用されたのだと思います。

人間・ドルイドに負けず劣らずの強い種族です。

特徴としてはゴブリンは人間よりも知能が劣り…まあ種族の話はもうやめましょうか。

 

タップする事で黒赤緑の中から好きな1マナが生み出せます。

皆大好きジャンドの色ですね。

特に継続的なマナ加速の得意な緑の対抗色である黒が生み出せるクリーチャーはかなり珍しいです。

 

流石に動かせなかったか元ネタ同様賛美を持ちます。

賛美は自分のクリーチャーが単体で攻撃した際にターン終了時まで+1/+1する能力で、元はアラーラブロックのバント――緑白青の能力として作られました。

勇敢な騎士を皆で褒め称える感じですね。

白や青らしい能力です。

 

ただ赤や黒の色の役割に違反しているかというと全くそんな事はなく、特に黒は自己の利益の為に他者を利用する色なので、むしろハマっていると思います。

まあ明らかに褒め称えるイメージにはならないですけどね。

搾り取る?

 

この賛美という能力が1マナのマナクリーチャーとかなり噛み合っており、貴族の救主がリメイクされるほどまでに人気が出た理由となります。

マナ加速で出てきた大型クリーチャーはより止めづらくなり、通せば賛美は1点分の働きをした事になります。

これは1/1/1が攻撃を通したのと同じ仕事量であり、にも関わらず彼はまだタップされていない為追加で本来のマナ加速の仕事に従事できます。

 

この賛美は彼自身が殴った場合も有効である為、彼はパワー0であるにも関わらず、1/2として戦闘に参加できます。

1マナとはとても思えませんね。

 

本家同様活躍する1枚になると思います。ではでは!

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