今日はこちら。
アスモラノマルディカダイスティナカルダカールは細身の女性で、独創的かつ多彩な料理人です。
アルファ版のGranite Gargoyleのフレーバーテキストにも登場する由緒正しき人物です。
暗黒王ヴィンセントを召喚するものの対価が支払えなかった為に7年と7日仕える羽目になり、その間に地獄料理書を書きました。
地獄から解放された後は食材にした種族から命を狙われるものの上手く立ち回り、それとは別に地獄料理書で得た名声から料理人の腕を買われ引っ張り凧になっているそうです。
小説の最後では2巻の構想を練っていたようですが、未だに音沙汰無いあたりダメだったと考えた方がいいでしょう。
非常に名前の長いことで有名な彼女が著書を引っ提げて待望の伝説のクリーチャー化。
あまりにも長い為カード名が書ききれずこれまでカード化を見送られてきましたが、今回マナコストを持たないカードとして遂にカード化されました。
マナコストを持たない為点数で見たマナコストは0で、通常の方法では唱えることができません。
このターン中に手札を捨てていれば(黒/赤)で唱えることが可能です。
マッドネスの亜種と考えてもよいかもしれません。
かき回し型ルーティングで引いてきた場合でも唱えられる為、使い勝手は思ったよりいいかも。
ただギミックを用意しないと唱えられない点は要注意ですね。
彼女は戦場に出るとあなたのライブラリーから地獄料理書を引っ張り出し、あなたに渡してきます。
地獄料理書の能力は2つで、1つ目は手札1枚を捨てて食物1つを生成する効果。
何でも料理できるハイパークックパッドですね。
ファイレクシアンや感染持ちを捌いても食中毒にはならない為ご安心ください。
2つ目は4マナ払って生け贄に捧げることで墓地からクリーチャーを回収する効果。
これを使って彼女を戻せば次の料理書が引っ張ってこれます。
計5マナも払っていますが、流石に戦場に戻すのは許されなかった模様。
リミテですら怪しいレベルのアーティファクト。
単体で入ることはまずないでしょう。
彼女自身に話を戻します。
食物を2つ生け贄に捧げるといつでもクリーチャー1体に6点ダメージを与えることができます。
いやお前が食うんかい。
これが少し特殊な処理で、そのクリーチャーが自身に固定ダメージを与えます。
その為接死持ちを対象に取れば大抵破壊できますが、絆魂があると回復されてしまいます。
プロテクションも自身が属するカテゴリに対して持っているのは稀ですが、そもそも彼女が対象に取れる必要がある為、色的にプロテクション持ちは大抵厳しかったりします。
パッと見では扱いにくそうな1枚。
うまく調理してくれる人は現れるのでしょうか。ではでは!