ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

影の処刑人、ダッコンについて考える

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今日はこちら。

 

未だ人気の高い黒き剣のダッコンが待望のPW化。

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その色と能力を活かしたよいデザインのPWになりました。

 

ダッコンは名高い刀鍛冶であり、戦士でした。

イラストで彼が持っている黒き剣はあるPWから依頼されたもので、魂を奪う能力を持ちます。

そのPWは彼をPWにするという条件で黒き剣を発注し、取引の後でその力を彼に向け魂を奪いました。

魂を奪われた彼はそのPWに復讐する為影の戦士となりさまよいます。

今回のカードはその時のものです。

 

その後彼はPWの灯を失いながらも何とか黒き剣を奪い返します。

黒き剣は後に彼が敗北した際に失われ、悪魔王ベルゼンロックに再鍛された後、ギデオンの手に渡ります。

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がそれはまた別の話。

今はダッコンの話に戻りましょう。

 

(白)(青)(黒)3マナで出せるPWで、初期忠誠度は土地の数を参照します。

土地の数を参照する能力は黒き剣のダッコンが元祖土地の数分のP/Tを持つクリーチャーだったから。

仮にMox3枚から出した場合そのまま消滅するのは本家同様のご愛嬌。

 

[+1]能力は諜報2。影の戦士の再現ですね。

ラヴニカのギルドでディミーアが使っていた能力ですね。

占術2と比べれば墓地肥やしにも使える点でより強力です。

直接的なアドバンテージには繋がらないのはやはり3マナPWといったところでしょうか。

 

[-3]能力はクリーチャー追放。こちらは黒き剣の再現。

土地3枚から出すと実質的なソーサリー除去となり、4枚以上あればPWが残ります。

色拘束が厳しいものの、3マナで追放できる効果はかなり強力。

流石はスタンイリーガルPWといったところ。

 

[-6]能力は手札か墓地からアーティファクト1枚を戦場に出す効果。

これは鍛冶屋の再現です。

土地が6枚以上あれば戦場に出たターンから起動する事ができ、こういった可変型忠誠度持ちPWとしてはかなり現実的なラインとなっています。

効果も間違いなく強力です。

墓地からも出せる為、1つ目の能力であらかじめ落としておくのもいいでしょう。

とはいえ6枚も土地があれば大抵のものは出せますし、これだけに依存して重いアーティファクトを入れておくのは対処された際に危険。

時には[-3]能力を2連打する方が強いかもしれません。

 

元のカードを免罪符に無理やり土地参照してますが、その為にランプ手段は皆無。

代わりにコントロール力は高い為、そちらでの運用になりそうです。

ただその場合重いアーティファクトドローが命取りになりかねませんが… 。

 

土地を置き続けられる限り奥義までのターンが変わらないPWでもあります。

無理して早めに出さなくてもいいのは嬉しいですね。

 

余談。黒き剣のダッコンはPWになる際に黒き剣を渡し、黒き剣を取り返す前にPWの灯を失っています。

その為、彼はPWである間に黒き剣を持っている瞬間はありません。

しかし影の処刑人、ダッコンの持つ[-3]能力はどう見ても黒き剣の能力であり、またイラストに描かれているのも黒き剣です。

おや?

ではでは!

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