ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

金脈のつるはしについて考える

金脈のつるはし

今日はこちら。

 

北欧神話最高神エンリルは天地を切り離し、つるはしを作りました。

それは純金から作られ、ラピスラズリから掘られた頭を持つ美しいものだったそうです。

彼はこれに肉を作り出すものと名前を付け、穴を掘り、その穴から最初の人間が生まれました。

このツルハシはその後、家を建て畑を耕す道具として人間に与えられました。

北欧神話では非常に重要な道具だったんですね。

まあ伝説のアーティファクトではありませんし、コモンなのですが。

 

2マナ装備1の装備品。

装備しているクリーチャーは+1/+1の修正と、プレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたびに、宝物を生成する能力を得ます。

 

イクサランで登場したもぎ取り刃の数値が調整されたものですね。

比較すると出すのに1マナ重くなった代わりに、装備コストが1マナ減り、タフネスに+1修正が増えました。

装備品の場合装備コストの方が何度も使う為、金脈のつるはしの方が圧倒的に使いやすくなっています。

 

カルドハイムのリミテッドでは予顕により早期に大型クリーチャーが着地しやすいことは前にも述べた通りです。

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この3/3を2/2が乗り越えるためには装備品が不可欠です。

金脈のつるはしは装備品の中でも極めて有効なカードで、通せば宝物を生成、止められても相討ちと非常に強力です。

また2ターン目に出した2マナに3マナで装着までいける為、テンポを考えても非常に優秀です。

通った後に宝物から掟破りの僧侶を出せれば能力の誘発まで行えます。

 掟綴りの僧侶

 

またルーンを付けることで、さらに強力な装備品を作ることができます。

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宝物が出る為色の合っていないルーンでも唱えることができ、この宝物だけを当てにしてデッキに採用することができます。

これが引けてなければ唱えられませんが、その場合ルーンを唱えたいかと言われると微妙なのであんまり関係ないですね。

 

そもそもの話としてカルドハイムは3色デッキも組むことがあるくらい多色デッキの多い環境です。

タッチで採用したカードを唱えやすくしてくれる宝物は非常に強力で、純粋な1マナ以上の価値があります。

 

ただそれを生み出すためにはクリーチャーの攻撃を通す必要があり、例えば予顕を多用するデッキだと宝物を生成できるのは4ターン目以降、実際に運用できるのは5ターン目以降とあまり活用できません。

2ターン目にクリーチャーを出さない方が多いデッキであれば、採用しない方がいいかもしれません。

 

カルドハイムドラフトには様々な勝ち方があり、これはその一つです。

ではでは!

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