今日はルーンについて。
ルーンは2世紀から3世紀ごろにゲルマン人が使っていた古い文字体系です。
呪術や儀式に用いられた神秘言語としての印象が強いですが、実際には日常的に使われていたようで、呪術に用いられるようになってきたのはラテン文字が流通し、ルーン文字が古めかしく神秘的なものになってきた後です。
日常的に使わない文字に何らかの神秘的要素を感じるのは今も昔も変わりませんね。
ちなみにルーン文字は本来木片などにナイフで刻んで表記していた為、木目と間違いやすい横線を避け、縦線と斜めの線で構成されています。
厄害のルーンは横線が多すぎるので失格です。
あらゆるパーマネントを対象に取れるオーラ群で、戦場に出た時1ドローと、それがクリーチャーか装備品である際に似た効果を与えるサイクルです。
与える能力はそれぞれ、絆魂、飛行、接死、速攻、トランプルで、さらに赤には+1/+0、緑には+1/+1が付きます。
戦場に出た時に1ドローする為アドバンテージを失わず、装備品につけることでその装備品の効果を上げることができます。
装備品はクリーチャーと比べて除去され辛く、2枚ほどつけられればそれだけで延々とフィニッシャーを作ることができます。
カルドハイムでは相性のいい装備品としてルーンの冠があり、戦場に出た際に手札、デッキ、墓地から任意のルーンを付けることができます。
事前準備は必要となりますが、成功すれば出しただけで1ドローができ、例えば強力のルーンであれば効果は+2/+2トランプル付与となります。
他にも相性のいい装備品として金脈のつるはしがあります。
装備コストが1マナと軽く、+1/+1と最低限の修正を持ちながら、ダメージを通した時に宝物を生成するこのカードは、カルドハイムのリミテッドでのアグロ戦略を大きく支えています。
この宝物から好きな色マナを出すことができる為、色の合っていないルーンでも唱えることができるようになります。
任意のパーマネントに付けられる為、一時的にしかクリーチャー化しないミシュランや機体にも有効です。
既存のオーラと違い、クリーチャー化が解けても残り続けるのがポイント。
ルーンの強化カードとしてルーン鍛えの勇者がいます。
戦場に出た時ライブラリーや墓地からルーンを回収し、ルーン呪文のコストを(1)にする強力な効果を持っています。
ドラフトで取れた際には積極的にルーンを集めていきましょう。
ドラフトの際にはこれと共に強力な装備品を集めていきたいです。
上で上げた二種の装備品以外だと拷問者の兜のような装備コストが軽い装備品が強力です。
もちろんまだ持っていなくても、後で装備品を拾えることを期待して拾うといいかもしれません。
構築ではキャントリップ付きのカードと言うことで空を放浪するもの、ヨーリオンとのシナジーが期待されます。
ルーンの冠やルーン鍛えの勇者のようにCIP能力持ちも多く、それらを使いまわすことでよりドローやサーチができます。
自分だけの強力な装備品を作りましょう!ではでは!