今日は氷雪について。
日本は今大寒波に襲われており、日本海側では大雪で100台近くの車が立ち往生する事態になっています。
陸上自衛隊が事態の解決に向けて動いていますが、未だに解消の見通しが立っていないとか。
雪って怖いですね。自衛隊さん頑張って。
さて氷雪土地とは特殊タイプ氷雪を持つ土地のことです。
初出は1995年6月のアイスエイジ。
ここで氷雪基本土地とそれを参照するいくつかのカードが出ました。
この時点では氷雪はアイスエイジと言う舞台におけるフレーバーの様な側面の方が強かったです。
とはいえフレーバーは大変重要な要素です。
基本土地が十分揃っているにも拘らずこの氷雪土地が使いたくてアイスエイジのスターターを買う人は結構いたとか。
こうした土地で次元の世界観を表す取り組みは後にミラディンでも行われました。
全てがアーティファクトであるミラディンの世界観を出す為に作られたアーティファクト・土地は、基本土地にすることを忘れてしまった為に4枚までしか入れることができませんでした。
しかし、それでも皆こぞってデッキに投入しました。
実際にはその要因にはフレーバーでないところが大きかった訳ですが、まあその話はまた別の機会に話す事に致しましょう。
ちなみにアイスエイジ当時強かったカードはこちらです。
当時はまだ日本語版がなかった為に、日本人プレイヤーもこの小さくて長ったらしいテキストを必死になって読んでいたらしいです。
興味と時間があればあなたもチャレンジ!
さて時は流れ11年後、アイスエイジ・ブロック2番目の小型セットとしてコールドスナップが発売され、同時に氷雪に関する様々なルール整備が行われました。
氷雪マナの導入もここです。
氷雪マナとは氷雪パーマネントから生み出されるマナの事であり、氷雪マナ・シンボルを払うことができます。
氷雪マナを得る最も単純な方法は氷雪基本土地を使うことですが、氷雪パーマネントから得たマナはすべて氷雪マナです。
ボリアルのドルイドとか。
そのまた13年後今度はモダンホライゾンでテーマの一つとして扱われ、アーカムの天測儀や氷牙のコアトルが誕生しました。
モダンホライズンで登場したこれらのカードは非常に強力で、特にアーカムの天測儀が禁止されていないレガシーでは、これを使って4色のマナを安定供給するスノーコと言うデッキが現在トップメタに君臨しています。
(スノーは氷雪ですね。では「-コ」は?
そう。奴です。紛れもなくヤツです。
)
氷雪基本土地の一番特殊な点は、それが氷雪という特殊タイプを持っているにも拘らず、基本土地であることです。
その為、これらの氷雪基本土地は何枚でもデッキに入れることができます。
その気になればデッキ内すべての基本土地を氷雪にすることもできます。
もしあなたが氷雪メカニズムを使用するのであれば間違いなくそうすべきでしょう。
そしてこれはあなたが氷雪メカニズムを使用していない場合でも考えるべきことになります。
あなたが冠雪の山ではなく通常の山を出してきた場合、対戦相手は氷雪カードを警戒する必要がありません。
これは対戦相手にとって重要な情報であり、特にカードプールの狭いフォーマットでは非常に大きなアドバンテージとなるでしょう。
しかしあなたが冠雪の山をプレイすれば相手は氷雪カードを警戒し続けなければなりません。
一方で氷雪基本土地を使用するデメリットですが、こちらについてはほとんどありません。
これは通常土地対策が基本土地には刺さらないようにできている為です。
一応アイスエイジやコールドスナップにわずかに存在しますがどれもカードパワーがあまりにも弱く、構築級とは言えません。
つまり、もしあなたが氷雪基本土地がカードプールに存在するフォーマットでプレイするならば、基本的に氷雪基本土地を使うべきということになります。
もちろん即座に自分のデッキがばれるリスト公開制の大会や、展開の速いデッキであればあまり気にする必要はありません。
ですが、あなたがより勝率を追求するのであれば、デッキに含まれている基本土地の内少なくとも過半数は氷雪基本土地にすべきです。
なおリミテッドで支給されるのは通常の基本土地のみです。
もしあなたが冠雪基本土地を使いたいのであればラヴニカの献身の門のようにピックしなければなりません。ではでは!