今日はダメージランドについて。
アイスエイジで登場した由緒正しき多色土地であり、真鍮の都やマナの合流点と比較すると、出せるマナの色が狭まった代わりに、ライフを支払わず無色マナを出せるようになっています。
最大の長所は常にアンタップインする事であり、特にウィニーやアグロ向けの土地となっています。
逆にコントロール系だとダメージが重なってしまうので不向き。
これが存在する環境はアグロに有利に働きやすいです。
アイスエイジで友好色5枚が登場し、アポカリプスで残る対抗色5枚が登場。
その後も基本セットの常連としてしばしば再録された息の長い土地です。
ただフェッチランドと強烈なシナジーを発揮するショックランド等2色土地の種類が増えるにつれ相対的価値が低下。
マジック・オリジンで対抗色5色が再録された時には非難の声も上がりました。
ただこれはその後ゲートウォッチの誓いで登場する無色マナ・シンボルへの伏線であり、それ以降その地位は向上。
現在はモダンでもエルドラージ関連のカードを採用する為に使われる事があるとかないとか。
またフェッチランドの禁止されているパイオニアでは有力な選択肢の一つとされており、2色デッキではしばしば採用されています。
ただリミテッドで見ていくと版図との相性が悪いです。
幸いコモンにタップインで基本土地タイプを2つ持つカードも入っているので、版図デッキを組むのであればそちらを優先する事になりそう。
ちなみにこのダメージランドラヴニカ:ギルドの都にも再録される予定だったのですが、ドミナリアの固有名詞が含まれていた為断念。
代わりにショックランドが登場する事になるのですが、どこの次元でも再録できるよう固有名詞が外されるようになりました。
ただショックランドは以降Unfinityまでラヴニカのパックでしか再録されず、最近は固有名詞も多く使われているのでその方針はやめたのかもしれません。
アグロ環境となるのでしょうか。ではでは!