今日は5/29に行われるらしい禁止改定について予想します。
今回の禁止予想は以下の通りです。
鏡割りの寓話 禁止
絶望招来 禁止
Goldfishによれば現在のスタンダードでは50%のプレイヤーがラクドスミッドレンジ、ないしはグリクシスミッドレンジを使用しています。
この支配率は異常以外の何物でもなく、ここから禁止を出す必要があることは明らかと思われます。
鏡割りの寓話は神河: 輝ける世界での登場以降常にトップメタとして君臨し続けています。
このカードはデッキにクロックとマナとハンド・アドバンテージとフィニッシャーを与えます。
現在のスタンダードにおいて戦場に出されたこのカードに対する適切な回答はなく、また先に攻撃しマナ加速できる先手の勝率を上げるのにも貢献してきました。
下環境でも問題なく活躍している鏡割りの寓話は明確にスタンダードのカードとしてはあまりにもオーバーパワーであり、加えてスタンダードのローテーションが3年に伸びた事を踏まえても禁止が適切な様に感じます。
ラクドスミッドレンジの支配率は歴代で見ても異常なほどであり、これを抑える為にはもう1枚禁止を出す必要がありそうです。
絶望招来は強力な除去呪文でありながらその対象がいなければライフルーズとドローにより確実にアドバンテージを獲得します。
食肉鈎虐殺事件が禁止された事で不要なエンチャントが場に残る事も少なくなり、また機械兵団の進軍で登場した希望の標、チャンドラにより容易にコピーされるようになると、その莫大なアドバンテージは覆しようのないものとなりました。
ソーサリーである為このカードを対処するには打ち消しか手札破壊と対処が難しく、
また唯一の欠点である色拘束のきつさも、ローテーションが3年に伸びる事によって今後多色土地が増える事を考えると、このカードの唱えやすさが今後より改善されていく事は明白であり、今回禁止されるカードとしては適切な様に感じます。
黙示録、シェオルドレッドは強力なクリーチャーであり、多くのアグロ系デッキがこのカードに対して苦しめられている事は明確な事実です。
しかし喉首狙い等各種除去に弱く、それらで対処されてしまえば結局は1: 1交換、支払ったマナの量で言えば損する可能性もあります。
その為今回は禁止されないと予想します。
またこのカードの一番の違いは上記2種と違い、団結のドミナリア収録──つまり、今回元々落ちる予定で無かったパックのカードという事です。
まだ団結のドミナリアを売りたいウィザーズがこのタイミングで神話レアであるシェオルドレッドを禁止するとは思えません。
仮に今回ローテーションの延長が無ければこのタイミングで禁止されていた可能性は高いと思いますが、期間が延長された以上今回は見送られると思います。
1年後位に禁止されそう。
税血の収穫者もまたラクドス系ミッドレンジを支える優秀なクリーチャーで、基本的にはそれらのデッキに常に4枚採用されています。
ただこのカードの採用率の高さの背景には鏡割りの寓話が存在しており、それとのコンボにより血・トークンを生成しながら除去する動きが強力なだけなので、これを禁止する必要はないと思います。
2マナ3/2かつ除去にもなるこのカードは依然として強力だとは思いますが、禁止するほどではないと考えています。
勢団の銀行破りはあらゆるデッキにアドバンテージ獲得手段とクロックを与えます、
これも優秀なカードである事に間違いはないのですが、アグロに対して弱く、アドバンテージを活かし切れない場面も多い為、禁止までは行かないと思います。
今回禁止予想しないカードの中で最も禁止の可能性が高いと思っているのは偉大なる統一者、アトラクサです。
7/7飛行、警戒、絆魂とダメージレースをすべて終わらせる圧倒的サイズ、莫大なアドバンテージを得る着地誘発、グリセルブランドを過去にしたその圧倒的カードパワーは禁止されるにふさわしいと思います。
ただこれも今回ローテーション落ちしないパックの神話レアであるという点や、ランプデッキ、リアニメイトデッキの登場がつい最近である為、一旦は様子見になるのではないかと思っています。
はたしてどうなるのか?
はたまた禁止改定前日のアリーナCSに意味はあるのか。
ではでは!