今日はこちら。
機械兵団の進軍で登場する黒7マナのソーサリー。
各プレイヤーにそれぞれ10枚切削させ、各々の墓地から1体ずつクリーチャーかPWを自分のコントロール下で釣り上げます。
その後、自分のクリーチャーはすべてファイレクシアンになります。
かなり派手なソーサリーであり、釣り上げるクリーチャー次第ではそのままゲームエンドまで持っていけるでしょう。
しかし効果が不確定な上に大抵の場合そのターン中に勝利できるわけではないので、それほど信頼できません。
何ならクリーチャーとPWを釣り上げて絶望招来等を撃たれたら、すべてを失ううえ相手はドローします。
構築ではまず使われないと思います。
価格もだいぶ安くなるんじゃないかな。
一応偉大なる統一者、アトラクサが多くのデッキに採用されているのは追い風とは言えそうです。
まあ誰が見ても明らかでしょう。
このカードは非常に統率者向けの1枚です。
統率者であれば蘇生できる枚数は2枚から4枚に増え、重いマナ・コストも各種マナ加速を用いれば現実的に唱えられるものになります。
釣り上げられる対象も構築に比べて重くなりやすく、期待値も上がります。
こういうのこそ統率者デッキに入れるべきなんですよね…。
実際構築のミッドレンジの切り札に採用されたりしたら面白いとは思いますが、流石に望み薄だと思います。
切削の後に蘇生を一連の処理で行う為、真実の解体者、コジレックや無限に廻るもの、ウラモグを蘇生する事も可能。
唱えたとき誘発は誘発しませんが、このサイズの滅殺持ちが出れば、戦況に大きな影響を与えられるでしょう。
どうせなら大祖始や荒廃鋼の巨像を釣り上げたい所ですが、彼らはスタックに乗らずにライブラリーに戻る為釣り上げる事ができません。
ときと場合に注意してください。
自軍のクリーチャー全員がファイレクシアン化するので旗印のような部族サポートを強力に受けられるようになります。
その場合元々自分のクリーチャーはファイレクシアンで統一されているでしょうが、相手から奪ったのも一緒に恩恵を受けられるのが魅力。
完全なる統一を目指しましょう。
ではでは!