ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

遍歴の騎士、エルズペスについて考える

f:id:rodasha:20220407113609j:image

今日はこちら。

 

アラーラの断片で初登場した際のエルズペス。

バント次元のカードで、+の忠誠度型能力を持つ初めてのPWであり、紋章を使う初めてのPWでもあります。

 

1つ目の+1は白の1/1兵士・クリーチャー・トークンの生成。

サイズは頼りないものの忠誠度を増やしつつ生成できるのが魅力。

チャンプブロックさせて彼女を守る他、アタッカーとしての運用も可能。

後述する2つ目の効果も合わせれば十分な脅威となりえます。

 

2つ目の+1は天使の祝福

f:id:rodasha:20220407115231j:image

サイズを大きくしながら回避能力を与えられるのでダメージを通しやすいです。

上の能力で生成したトークンに対して使っても4/4飛行とかなり大きくなります。

自前でバフ対象を用意できるのはかなり優秀ですね。

 

一方でPWの忠誠度能力はソーサリー・タイミングでしか使えないので、コンバット・トリックには使えません。

(例外中の例外が蔓りすぎて忘れそうになりますが)

f:id:rodasha:20220407115847j:image

ターン終了時には効果が消えてしまう為、飛行クロックに対するブロッカーとしては使えません。

サイズも戻ってしまうので完全にアタッカー専用となっています。

 

細かい点としてこの手の能力には珍しくクリーチャーがいなければそもそも起動できません。

ただこれはその場合1つ目の能力を起動するはずです。

2つの+能力を持つ彼女ならではと言っていいでしょう。

 

奥義-8は自分のPW以外のパーマネントが破壊不能を得る紋章を得る能力。

後に紋章のルールが整備された際に紋章を得る能力に変更されました。

また元々は破壊されないというルール能力だったのが、破壊不能のルール整備により破壊不能を得る能力に。

一応謙虚で取れるという微弱体化を食らっています。

f:id:rodasha:20220407124457j:image

大体どうでもいい。

 

能力は地味ながら4マナのPWとしてはかなり固く、チャンプブロッカーを出しながら忠誠度を上げられるのはかなりの魅力。

時間稼ぎをしながら奥義につなげるもよし、別のフィニッシャーにつなげるもよしのかなり強力なPWです。

当時のスタンダードで活躍した他、レガシーの青白コンで活躍した実績もある非常に優秀な1枚となっています。

 

登場から永らくその出身次元は謎でしたが、今回ニューカペナの街角でそこがエルズペスの出身次元である事が判明。

また白の強力なPWが増えるんでしょうか。ではでは!

プライバシーポリシー