今日はこちら。
アラーラの断片で初登場した際のエルズペス。
バント次元のカードで、+の忠誠度型能力を持つ初めてのPWであり、紋章を使う初めてのPWでもあります。
1つ目の+1は白の1/1兵士・クリーチャー・トークンの生成。
サイズは頼りないものの忠誠度を増やしつつ生成できるのが魅力。
チャンプブロックさせて彼女を守る他、アタッカーとしての運用も可能。
後述する2つ目の効果も合わせれば十分な脅威となりえます。
2つ目の+1は天使の祝福。
サイズを大きくしながら回避能力を与えられるのでダメージを通しやすいです。
上の能力で生成したトークンに対して使っても4/4飛行とかなり大きくなります。
自前でバフ対象を用意できるのはかなり優秀ですね。
一方でPWの忠誠度能力はソーサリー・タイミングでしか使えないので、コンバット・トリックには使えません。
(例外中の例外が蔓りすぎて忘れそうになりますが)
ターン終了時には効果が消えてしまう為、飛行クロックに対するブロッカーとしては使えません。
サイズも戻ってしまうので完全にアタッカー専用となっています。
細かい点としてこの手の能力には珍しくクリーチャーがいなければそもそも起動できません。
ただこれはその場合1つ目の能力を起動するはずです。
2つの+能力を持つ彼女ならではと言っていいでしょう。
奥義-8は自分のPW以外のパーマネントが破壊不能を得る紋章を得る能力。
後に紋章のルールが整備された際に紋章を得る能力に変更されました。
また元々は破壊されないというルール能力だったのが、破壊不能のルール整備により破壊不能を得る能力に。
一応謙虚で取れるという微弱体化を食らっています。
大体どうでもいい。
能力は地味ながら4マナのPWとしてはかなり固く、チャンプブロッカーを出しながら忠誠度を上げられるのはかなりの魅力。
時間稼ぎをしながら奥義につなげるもよし、別のフィニッシャーにつなげるもよしのかなり強力なPWです。
当時のスタンダードで活躍した他、レガシーの青白コンで活躍した実績もある非常に優秀な1枚となっています。
登場から永らくその出身次元は謎でしたが、今回ニューカペナの街角でそこがエルズペスの出身次元である事が判明。
また白の強力なPWが増えるんでしょうか。ではでは!