ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

敬愛される司祭について考える

今日は愛と勇気と希望の日。

1959年南極観測船宗谷から飛び立ったヘリコプターが昭和基地に付いた時、南極観測隊に同行し置き去りにされたタロとジロの2頭の生存が確認された事から、生きる希望と愛する事を忘れない様に制定されました。

まあ置いてきぼりを食らわせといて何が愛だと言う感じもしますが、その辺の事情も後に詳しく述べられているので、情状酌量と致しましょう。


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今日のカードはこちら。

 

カード名の敬愛とは尊敬し、親しみを持たれる事。

イラストには彼の周りを仲睦まじそうな動物達が囲んでいます。

 

オデッセイで登場した史上初のプロテクション(クリーチャー)を持つクリーチャーです。

プロテクション(クリーチャー)とはクリーチャーの能力の対象にならず、クリーチャーからのダメージを受けず、クリーチャーにブロックされない能力です。

1/1の人間・クレリックですが、その能力によりどんな大型クリーチャーでも無傷でブロックする事ができ、攻撃すれば確実に1点入る等、対クリーチャー戦においては無類の強さを発揮します。

 

イラストに描かれている動物達が(もしクリーチャーであるならば)じゃれ合いで彼に爪を立てようと傷1つ付きません。

世のネコ好きの方とか動物園の飼育員の方であればかなり羨ましいのではないでしょうか。

 

弱点はいくつかあってまずサイズが小さい為それほど影響力が無い事。

そもそも2マナですしね。

見るからに貧弱そうなこのおじいちゃんに一体何を期待しているのでしょうか。

 

次に味方クリーチャーからの援護を受けられない事。

ロード系の対象に取らない物は効きますが、ルーンの母等皆を守ってくれる慈愛の化身からも守ってもらえません。

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敬愛とは。

 

最後にクリーチャー以外には滅法弱い事。

どんな火力でも死にますし、それらからの耐性は一切ありません。

まあ所詮は一般人ですしね。

おい処刑とか撃つな。

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彼が何をしたというんだ。

 

当時のブロック構築ではアタッカー兼ブロッカーとして青白ウィニーで活躍した1枚です。

そこそこの1枚というところでしょうか。

 

このおじいちゃんがすごいというよりも何となく他のクリーチャーが(いや流石にかわいそうだろ…)と殴るのを躊躇している感じがします。

そうだとすればダメージを受けなかったりブロックされなかったりするのも何となくイメージが湧きやすいような。

ではでは!

指名手配の殺し屋、ラヒルダについて考える

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今日はこちら。

 

ヒルダは吠え群れ、ヴィルディン群れの頭目で、編み込んだ長髪が特徴の女性です。

ヴィルディン群れは狼男になる前に殺人を犯した者で構成され、彼女自身も脱獄した殺人犯です。

 

日暮面は2/2/2の先制攻撃を持つ人間・ 狼男。

プレイヤーに戦闘ダメージを与える度にライブラリーから土地でないカード1枚を追放し、以降狼や狼男で攻撃したターンの間、色拘束を無視して唱えられるようになります。

 

狼男版義賊と呼べる様な能力で、あちらと比べると空振りが無くなり先制攻撃が付いてブロックしづらくなっています。
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代わりに速攻(や到達)が無くなってしまった為戦場に出た瞬間に殴りに行く事ができず、伝説なので複数並べられない等単体で見ると若干義賊に軍配が上がるでしょうか。

(まあ義賊だってサブタイプがこんなに多くなければ伝説だったらしいですしね)

フレーバー的には義賊が貧しい人に施しを与えているのに対し、指名手配の殺し屋、ラヒルは明らかに殺して奪っているので対極ですね。

 

夜明面ではサイズが上がらない代わりに二段攻撃となり、2枚抜ける可能性が出てきました。

またなぜか無色になるので消失の詩句等が効きません。

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これは完全にバグ。

(両面カードの裏面はクリーチャー等のカードタイプの横にその色を示す印が付くのですが、ラヒルダにはこれがありません)

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アルケミーの赤緑狼男で活躍中。

執拗な子狼深夜の災い魔、トヴォラーでパワーを上げたりトランプルを付けられるとかなり強力です。
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うまく行けば審問官の隊長のクリーチャー総数を不足させる事もできますね。

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BO1で狼男を使うのであれば、ゼロ除算が抜けた時の為に、講義を用意する事をオススメします。f:id:rodasha:20220113112946j:imagef:id:rodasha:20220113112950j:image

これで無くともBO1であれば履修を行うカードは多いので、用意しておいた方がいいと思います。

 

なおこんなに長いテキストながらフレーバーテキストが存在します。

「金貨は良い…」

「だが狩りはもっと良い」

MTGアリーナならではですね。

 

今後のアルケミーの主力カードとなるのでしょうか。

ではでは!

ミッドウィーク・マジック:アルケミーに行ってきました!20222/1/12

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今日はアルケミー!…アルケミー!?こんなz…いえ、何でもないです。

 

アルケミーはアリーナ限定の新規フォーマットとして実装され、今月の予選もアルケミーとなっていますが、競技人口も少なく、なかなかデータがありません。

しかしBO1であれば十種競技の一つであったという事もあり、そこそこリストが拾えます。

 

今回は赤白ドラゴンでも使いましょうか。

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アグロが苦手なので神聖な粛清を採用。

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戻ってくる頃には空をドラゴン達が制圧していることでしょう。

 

1戦目:緑単 〇

2戦目:青赤ドラゴン 〇

3戦目:青黒 〇

 

3戦3勝!なお神聖な粛清は一回も使いませんでした。ではでは!

総動員地区について考える

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今日はこちら。

 

灯争大戦で登場したミシュラランド。

4マナで3/3警戒の市民になれるうえ、自分のコントロールしている伝説のクリーチャーとPW1体につき起動コストが(1)安くなります。

 

伝説のクリーチャーやPWはあらゆるセットにおり、そのカードパワーも高い為、特別意識せずとも起動コストが下がりやすいです。

加えて灯争大戦にはアンコモンから伝説のPWが多数収録されており、自然と併用されるので、リミテッドでも軽減されやすいです。

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そもそもマナフラッド受けという役割であれば、4マナ起動でも十分で、最小0マナになるというのはかなり強力です。

 

当時のスタンダードでは迷い子、フブルスプ時を解す者、テフェリーなどと併用され、フレンズ系のデッキで活躍。

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ローテーション後には世界を揺るがす者、ニッサとの相性を買われ、シミック・フードで活躍しました。

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クリーチャー化後に能力を起動する事で、6/6で攻撃できたのが強力でした。

 

個人的にこのカードで最も気に入っている点はそのフレーバーテキストです。

 

時として、人が手にできる最強の武器は、もう一人の手である。

 

もし僕が全カードの中で最も好きなフレーバーテキストを上げるとしたらこれです。

イラストのラヴニカ市民が手を繋いで結束しているのもかなりいいですね。

市民としては3/3警戒なんてそもそもかなり大きいんですけど、まあ全員力を合わせればそれ位になってもおかしくないんでしょう。

まあ僕のブログ個人運営で、むしろ対局に位置しているんですけど。

 

あなたの好きなフレーバーテキストは何ですか?

ではでは!

トヴォラーの猟匠について考える

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今日はこちら。

 

イニストラード:真夜中の狩りで登場した6/6/6の人間・狼男。

環境を代表するボムレアの1枚です。

 

日暮面でも戦場に出た時に6/6に加え、緑の2/2の狼・クリーチャー・トークン2体を生成するので、実質10/10とすでにオーバーパワー。

単体除去にもタフネス5点以下に対する全体除去にも強く、重いコストを持ってなお有り余るカードとなっています。

 

また回避能力こそありませんが、そもそもアタッカーが3体もいればすべてをブロックするのは困難。

これが入っているデッキであればこれが殴れる頃にはもう対戦相手のライフは風前の灯な筈なので、2/2でもかなりの威力を発揮するはずです。

 

ただし打ち消しには弱く1枚で全部処理されてしまいます。

リミテッド環境及びスタンダード環境両方のトップが青黒、青赤と青絡みなのはかなり痛いかもしれません。

 

夜明面になるとサイズが+1/+1される他、攻撃時にもトークンが2体出るようになります。

さながら往年の墓所のタイタンであり、動き出せば一気に盤面を制圧できるでしょう。

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同パックには戦闘開始時に自分のクリーチャー1体に+2/+0修正とトランプルと速攻を付与する嵐蓄積の斬鬼が存在しており、揃えば9/7速攻、トランプルとして2/2を2体展開しながら殴りかかる事ができます。

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まあ大抵終わりですね。

 

また自身には使えないものの4マナ払う事で狼や狼男1体と相手のクリーチャーで格闘させる事ができます。

2/2までであれば自身の効果で、かなりの数湧くのでさながら包囲攻撃の司令官の様に戦場を制圧できるでしょう。

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起動型能力にマナを使う為夜を維持しやすいのも重要です。

 

本体、起動型能力共に重いので何らかのマナ加速手段を合わせたいところ。

幸いリミテッド環境もスタンダード環境も遅めなので、まったく貢献できないという事は少なそうです。

 

リミテッドでは夜明面の戦場制圧能力の高さから、環境屈指のボムレアとなっています。

夜になりやすく、色さえ合えばぜひ使いたい1枚です。

タッチでも出せれば強いとは思いますが、テンポも大事な環境でもあるので、3色以上はかなり厳しいかと。

あと狼男の相方の赤がかなりお通夜なのも痛いです。

銀弾窓からの放り投げも…。

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逆にこれらがあって尚ボムレアな事にこのカードの強さを感じてください。

 

スタンダードでは流石にメインには入らないものの緑単ミラー用のサイドボードに入っていた事があります。

6/6とサイズが大きいので格闘で落としづらく、クリーチャーなので辺境地の罠外しにもやられません。

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ただ不自然な成長を貼られたり、レンと7番トークンと比べると流石にサイズが小さく殴りに行けません。

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またイニストラード:真紅の契りでウルヴェンワルドの奇異の登場により全体のマナ・コストが下がった点、及び同じ色・マナ・コストのアヴァブルックの世話人との競合等により以前よりもより採用される確率は下がりました。

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イオニアではナヤウィノータで採用されます。

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アングラスの匪賊と比べ爆発力はありませんが、次のターン以降を考えると安定性で勝ります。

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これに限らずイニストラードの狼男達は人間として踏み倒せて、夜になると人間で無くなるのが相性がいいですね。

 

この度チャレンジャーデッキ2022の赤緑ミッドレンジの表紙を飾る事になりました。

まだ中身はわかりませんが、流石に収録されるでしょう。

正直そこまで強くはないと思いますが、その圧倒的なまでの破壊力は爽快な筈です。

ではでは!

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