今日はこちら。
エルドレインの森で登場した当事者・クリーチャー。
本体は黒2マナ2/2の人間・兵士で、
このターンに死亡した自分のクリーチャー1体につき1個の+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る常在型能力を持ち、
出来事面は赤1マナのソーサリーで、
自分のクリーチャー1体と、それでない1つを対象とし、その前者はその後者に、自身のパワーに等しいダメージを与え、その後、その前者を生け贄に捧げる効果を持ちます。
強力なのは主に出来事。
パワー分のダメージをプレイヤーに飛ばしつつ死亡誘発を誘発させられます。
ブルームバロウ登場後のスタンダードでは、死亡時に自身のパワー分のダメージを対戦相手に与えられる心火の英雄および騒音の害獣と合わせて用いられ、各種コンバット・トリックと共に爆発的なダメージを叩き出しています。
解決時に生け贄に捧げるため、果敢などが乗るのも強力。
解決時に生け贄に捧げるため、解決前に除去されても止められてしまいます。
一方打ち消されても生け贄に捧げる必要はないですが、逆に死亡誘発を誘発させられないデメリットとも言えます。
ちなみに前者と後者その両方が対象不適正にならない限り出来事は解決され、彼は出来事領域に移動します。
売剣とは剣を売るのではなく、剣の腕を売る、いわば傭兵のこと。
とはいえコレは直訳ゆえの誤訳に近いものだそうです。
またイラストでは騎士装束を着ていますが、クリーチャー・タイプは兵士であり、すっかり騎士道を失ってしまいました。
着地時の死んだ仲間の数だけ強くなる効果、出来事の仲間を犠牲に敵にダメージを与える効果を考えると、彼が無感情になった理由も自ずと察することができそうです。
どうせなら傭兵まで落ちてくれれば無法者シナジーを得られたのですが、彼の中にまだ残る騎士道精神が無法者となるのを拒んだのでしょうか?
現実的な範囲で3キル可能なコンボデッキは果たしてどこまでやれるのでしょうか。
今後も要注意の1枚。ではでは!