今日はこちら。
モダンホライゾン3にて登場する凶悪な装備品。
黒赤2マナ生体武器、装備(2)の装備品で、
装備クリーチャーに+X/+1(Xは自分のアーティファクトの数)修正を与える常在型能力を持っています。
想定される元ネタは頭蓋囲い。
ミラディン期のスタンダードにおいて親和を圧倒的強者にのし上げ、MTGを終わらしかけた歴代最悪の装備品の1枚です。
その強さからパウパーでは実装当初からの禁止カードであり、現在も解禁される様子はありません。
頭蓋槌はマナ・コストに黒赤が増え、装備が1重くなった代わりにタフネス修正と、最初から装備されている状態で出てくる1枚。
基本的には頭蓋囲いの方が強力とはいえ、歴代最強のコモンカードと比較できる時点でそのカードパワーの高さが伺えます。
結果としてパウパーでは発売1週間前となる2024/6/6に異例の禁止指定が行われました。
これはかなり特殊な事態で誰も予想していなかったと思われるのですが、禁止される事自体に関しては共通認識だったようで、僕が見た限りこれが禁止されるべきでないと主張している方は誰一人いませんでした。
僕もそう思います。
ちなみに発売前禁止はこれが初となりますが、禁止推奨であれば呪文追い、ルーツリーが発売前に統率者で禁止を示唆されています。
(実際に正式に禁止されたのは発売3日後なのでそういう点ではこちらのが遅いです。
その3日でこの子を使い倒した方はいないと思われますが…)
ではなぜこのカードはコモンで作られたのでしょう。
その理由は今回のリミテッドのアーキタイプカードがコモンとなったためです。
従来マルチカラーの指針カードはアンコモンで作られていました。
しかしプレイブースター実装に伴い、カードパワーが上昇したことで、これらの習慣は見直されることになります。
今回のレアリティ下げはその実験の一環であり、この試みがリミテッドを楽しくするかどうかはまだわかりませんが、個人的にその可能性は高いと思います。
とあるカードをコモンで収録することでリミテッドを良くし、パウパーを悪くする場合、そのカードはそれでもコモンで収録すべきだと思います。
パウパーには今回のように禁止指定がありますが、リミテッドにはありません。
逆にあるカードがリミテッドでコモンでは不健全で、パウパーで求められているとしても、それはアンコモンで収録される可能性が高いです。
パウパーはそういう悲しいフォーマットなのです…。
今日からプレリ!
パウパーでは活躍できませんでしたが、リミテッドで活躍の余地は残されています。
はたして。ではでは!