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ゲートウォッチの誓いで登場した4マナ4/4のエルドラージ。
戦場に出た時、対戦相手1人の手札を公開させ、土地でないカード1枚を追放する誘発型能力と、戦場を離れた時、対戦相手1人にカードを1枚引かせる誘発型能力を持っています。
4マナ4/4と優秀なスタッツを持つクリーチャーですが、(◇)と無色マナを要求します。
この無色マナは同時期に登場した無色マナを生成する基本土地である荒地や、無色マナを生み出すペインランドのような土地を必要とします。
デッキ構築時には是非気をつけておきたいところ。
着地時のハンデス効果が強力で、コントローラーにとっての難題を予見して対処してくれます。
戦場を離れた際にドローさせてしまいますが、基本的にハンデスで落としたカードより有効なカードを引く確率は低く、それほど補填となりません。
そもそも4/4という優秀なスタッツが強く、ゲーム終了まで戦場を離れなければカードアドバンテージを補填する事もありません。
スタンダードでは登場当時はペインランドから、ローテ落ち後はペイン砂漠から生成される無色マナから唱えられ、多くのミッドレンジデッキで活躍しました。
前者は白黒コントロール、後者はラムナプ・レッド等です。
またモダンではエルドラージの寺院やウギンの目から早期に着地し環境をズタズタにしました。
通称エルドラージの冬と呼ばれるこの環境で、エルドラージデッキは圧倒的な成績を誇っており、プロツアー「ゲートウォッチの誓い」ではトップ8中6名がエルドラージ・デッキというまさにトップメタとしての風格を見せつけました。
これを受けて後にウギンの目はモダンで禁止となっており、現在でも解禁されていません。
余談ですが、プロツアー「ゲートウォッチの誓い」の残り2人のデッキは親和。
ヴィンテージにおいても活躍する1枚で、魔力の墓所や太陽の指輪から早期に着地し、対戦相手のゲームプランをズタズタに崩壊させます。
能力は強制なものの関連した能力ではありません。
統率者戦では手札を破壊したプレイヤーと違うプレイヤーに引かせる事も可能で、そういった意味では政治的なカードと言えなくもないかもしれません。
まだまだパーツは少ないですが、エルドラージ・デッキの活躍の日は来るのでしょうか。
ではでは!