今日はこちら。
ウルザズ・サーガの伝説の土地サイクルの青。
ただしパーマネント数を参照してマナを出す前者3枚のみを指してサイクルと呼ばれる事も多いです。
というか赤だけ弱すぎでは?
デュアルランドを抑え世界最強を謳われる超強力な特殊地形。
他2種と比べた際の一番の違いは0マナで出せるパーマネントの多さと、戦場に出たターンにマナを出せるパーマネントの多さ。
仮に当時のスタンダードで限定しても水連の花びら、モックス・ダイアモンド、魔力の櫃、及び魔力の櫃を起こしてマナが出せる通電式キーが存在していました。
なんで?
ちなみに厳かなモノリスもこの辺のカードです。
使われませんでしたけど。
これらを組み合わせ1ターン目に莫大なマナを生み出し、そのままゲームを終わらせるMoMaが大流行。
その由来はキーカード精神力の英語名Mind over Matterと、そのソリティアの手順の美しさを皮肉ってニューヨーク近代美術館の略称を引っ掛けたものとなります。
6マナと非常に重いエンチャントですが、その気になれば1ターン目からトレイリアのアカデミー単体で6マナ位余裕で出るので1ターン目設置が普通にありました。
ここまでの話は1ターン目にものすごいマナが出るよ、というだけの話です。
例えマナが出てもそれだけでは何もできません。
一瞬で手札が切れて終了です。
実際WotCもここまでは想定していました。
しかし手札が尽きるのであれば単純にドローソースを入れればいいだけの事。
それでは当時活躍していたドローソース2枚を紹介しましょう。
意外な授かり物と時のらせんです。
この2枚はウルザズ・サーガに収録されていたカードです。
前者は各プレイヤーに手札を捨てさせ、これによって一人に捨てられた最も多い枚数分だけドロー。
Wheel of Fortuneのリメイクカードですね。
先手第一ターンに撃てれば相手の手札は7枚なので7枚引けます。
こちらの手札は精神力のコストにする為、確実な6アドバンテージとなります。
とはいえ普通に使えばコントロール色の強い青はあまり積極的に手札を消費しづらく、また3ターン目にはアグロ相手ならそれほど残っていないと予想できる為、これを強力なドローソースとして認識できなかったのには頷ける所があります。
後者は自身を追放、手札と墓地をライブラリーに戻し、7枚ずつ引かせた後、土地を6枚まで起こします。
こちらはTimetwisterのリメイク。
フリースペルの1枚であり、引いてきたカードをそのターンに使えないというTimetwisterの弱点を克服しています。
流石に元の倍というマナ総量により使いにくさはあるものの、比較して語られている時点で強さは明確。
というか7枚引くと書いた時点で察してくれ。
こうして生み出された莫大なマナから天才のひらめきでライブラリーアウトというのが主な勝ち筋。
これもウルザズ・サーガのカード。
Braingazerのリメイクで、マナ総量が重くなったのは難点ですが、大差はなかったようです。
これらのカードでの1ターンキルが普通にありました。
皆さん僕は今スタンダードの話をしています。
あまりの強さからスタンダードで禁止。
続いてレガシーやヴィンテージ、ブロック構築でも禁止となり、MoMaは弱体化しました。
統率者でも序盤からマナファクトを展開するという動きが一般的な事から禁止カードとなっています。
ちなみにこの学園創設者はウルザ、卒業生にテフェリーがいます。
現在は廃墟。残当。ではでは!