ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

絞殺について考える

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今日はこちら。

 

ニューカペナの街角で登場した稲妻の下位互換。

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プレイヤーを対象に取る事ができず、ソーサリーとなっています。

 

火力呪文の使い方は大きく2つあります。

1つ目はプレイヤーを対象としてライフを減らす使い方。

2つ目はクリーチャーやPWを対象として除去する使い方。

例え対戦相手が除去したいクリーチャーやPWを出して来なくても対戦相手という真に除去したい対象に撃てる。

この柔軟性こそが火力呪文最大の魅力と思われます。

しかしこの絞殺、対戦相手を対象に取る事ができません。

 

アモンケットでマグマのしぶきが再録された時、当時のスタンダード環境にはショックが再録されていました。

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マグマのしぶきはクリーチャーしか対象に取る事ができず、一方のショックは対戦相手を対象に取る事ができます。

その為当時赤単アグロはメインにショックを4枚採用していました。

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環境には地揺すりのケンラスカラベの神等追放が大きな意味を持つクリーチャーがいました。

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しかしそれよりも対戦相手のライフを詰められる事の方が価値が大きかったのです。

(熱烈の神ハゾレトの攻撃制限の為に手札を能動的に減らせる事が重要でもありました。)

 

一方でマグマのしぶきはというとこちらも構築で使われていました。

当時環境を二分していた宿敵エネルギー・デッキです。

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このデッキでは対戦相手のライフを詰めるのは完全に盤面を制圧した後であり、マグマのしぶきはそこに到達するまでの時間稼ぎに最適でした。

このデッキでは火力呪文は7, 8枚ほど採用されていましたが、そのすべてがクリーチャーを対象に取るものでした。

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現スタンダード環境には火遊びというパイオニア最強火力が存在します。

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顔を焼いたら占術1というのは土地を切り詰めるアグロデッキにおいてかなり役立つ効果です。

実際赤単アグロは今後も火遊びを使い続けるでしょう。

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ただ現在のメタゲームで赤が活躍する場合、主流はミッドレンジやコントロールです。

本体にダメージを与えるのは対戦相手のクリーチャーやPWを除去してからであり、軽い呪文は特に盤面の整理に使われます。

であれば1マナで3点ものダメージを飛ばせる絞殺はかなりダメージ効率が高く、今後重宝される可能性が高いです。

火力除去ゆえサイズ上限こそあるものの同じく1マナ除去である血の長の乾きより大抵範囲は広く、リミテッドであれば4マナ程度まで除去できます。

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またPWなら3点も与えれば大抵即死。

こちらは血の長の乾きにはできない芸当ですね。

ソーサリータイミングですがどうせ忠誠度能力発動する前に倒したいですし、そこで困ることはなさそうです。

 

今後敵対するもの、オブ・ニクシリスが環境を引っ張っていくのであれば序盤の露払いに最適。

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実際昨日あった2つの大会でも4枚採用されていました。

注目の一枚。ではでは!

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