ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

無害な申し出について考える

今日はこちら。

 

異界月で登場した赤くなった寄付ですね。

イラストにはかわいらしい猫ちゃんが描かれていますが、よく見ると飼い主が両手を怪我していたり、尻尾が少し禍々しかったり少し不穏な雰囲気が漂っています。

 

対戦相手に自分のパーマネントを押し付ける3マナソーサリーです。

ただし寄付と比べると対戦相手しか対象に取れません。

一時的に奪ったクリーチャーのコントロールを永続化させる、対象移し替えの影響を受けない等はありますが、大抵は些細な差でしょう。

あちらが旧枠にしか存在しないので、モダン以下では必然的にこちらが選択されることになります。

 

主な使い方はデメリットのある置物を相手に送りつける事です。

当時のスタンダードで相棒となったのは悪魔の契約で、4点ドレイン、2ハンデス、2ドローをした後に渡せば相手はアップキープの開始時に敗北することになります。

無害な申し出のイラストと悪魔の契約の英語名からキャット・パクトと呼ばれた有名なコンボですね。

ハンデスで相手の対処札を削ったり、ドローで無害な申し出を探しに行けたり、あるいは除去とドレインで時間を稼いだりと悪魔の契約が非常に強力な点、

及び渡せばすぐ次のターン頭には敗北する効果が発動する点が非常に相性がいいです。

 

ヒストリックでは上記悪魔の契約がすでにアモンケットリマスターに収録されている為、上記コンボが可能です。

また新しい敗北エンチャント九つの命が登場しており、こちらを渡して少しダメージを与えることで相手を敗北させることができます。

にゃんにゃんコンボですね。

呪禁を持っていて対処が困難ですが、単に殴った方が早いと思います。

 

本筋は悪魔の契約でしょう。

他の相性のいいカードとして予言された壊滅空を放浪するもの、ヨーリオンがあるのでマルドゥスタックスで活躍する日も近いと思われます。

 

寄付自体は当時すごい画期的なカードだったのですが、これの存在から強力だがとんでもないデメリットを持つカードが作れなくなってしまったというゲームデザインを狭める結果を生んでしまいました。

その為、当時は失敗カードの一つと呼ばれたとかなんとか。

 

ただコンボしなければ弱いカードよりも単体で単純に強いカードの方が普通は強いでしょう。

今はそういったカードが大量にあるので、今後より相性のいいカードが出るかどうか…。

 

巧い話には裏がある。

一見無害でも実際はとんでもない落とし穴が隠れているかもしれません。ではでは!

rodasha.hatenablog.com

rodasha.hatenablog.com

 

プライバシーポリシー