ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

完成化した精神、ジェイスについて考える

f:id:rodasha:20230118105136j:image

今日はこちら。

 

ファイレクシア: 完全なる統一で登場する完成化ジェイス。

ポーズは精神を刻む者、ジェイスを彷彿とさせます。

f:id:rodasha:20230118093837j:image

 

[+1]はクリーチャー最大1体を対象とし、自分の次のターンまで-3/-0する能力。

束縛なきテレパス、ジェイスに似た能力であり、対戦相手の打点を減らしながら忠誠度を伸ばせるのはそれなりに強力。

f:id:rodasha:20230118094402j:imagef:id:rodasha:20230118094408j:image
完成化すれば3ターン目から起動する事ができ、その場合忠誠度が4からスタートする為それなりに固く、落とし辛いPWとなっています。

 

[-2]はプレイヤー1人に3枚切削+いずれかの墓地にカードが20枚あれば3ドロー、なければ1ドローという能力。

3枚切削の付いた彼方の映像

f:id:rodasha:20230118095513j:image

着地後すぐに起動すればとりあえずアドバンテージを回収する事ができ、条件達成すれば3ドローとソーサリーとしてみても破格の性能となります。

後述の奥義を用いれば容易に条件を満たす事ができ、2枚目以降を有効に使う事ができます。

ちなみに切削対象以外の墓地に20枚以上あってもいいので、対戦相手で条件を満たした後自分の墓地を肥やしながらドローといった芸当もできます。

山札の上に置かれた不要なカードを落とせるので、精神を刻む者、ジェイスのような渦まく知識系統の能力とも相性良好。

f:id:rodasha:20230118095948j:image

 

[-X]はプレイヤー1人にXの3倍切削。

完成化しなければ初期忠誠度は5なので15枚切削となり、マジック・リーグやリミテッドであれば単体でLO戦術を完走できるほどの威力となります。

構築であっても複数枚使う事でLOを現実的に狙う事ができ、その場合でも忠誠度を無駄なく使う事ができるので、結構強力。

[+1]能力で時間を稼ぎつつ忠誠度を増やしていけば、充分フィニッシャーになり得ると思います。

 

総じて優秀なLOカード。

[-2]と[-X]どちらを主軸とするにしても専用デッキが組めれば非常に強力なPWとして運用でき、単純なミッドレンジに投入した場合でも[+1]で対戦相手の猛攻を抑える事ができます。

 

構築で単体で対戦相手の山を削ろうと思った場合、4ターン目時点で対戦相手のデッキは60-7-3=50枚。

そこから毎ターン忠誠度+1と1ドローを考えると単体で削りきれるのは(50-3×5)/(1+3)>8で9ターン後、つまり13ターン目です。

2枚目を引ければこれが5ターン短くなるのでLOを狙うのであれば複数枚投入が前提と言えるでしょう。

 

強いという声と弱いという声が大体半々。

果たして?ではでは!

向上した精霊信者、ニッサについて考える

f:id:rodasha:20230117100515j:image

今日はこちら。

 

ファイレクシア: 完全なる統一で登場する7マナ完成化ニッサ

ファイレクシア・マナを2つ持っており、

  • (3)(G)(G)・ライフ4点・初期忠誠度3
  • (3)(G)(G)(G)・ライフ2点・初期忠誠度5
  • (3)(G)(G)(G)(G)・初期忠誠度7

で出す事ができます。

 

[+1]は彼女の忠誠度に等しいP/Tを持つファイレクシアン・ホラー・トークンの生成。

5マナで出していれば4/4を、6マナで出していれば6/6を生成でき、PWの+としてかなり破格の性能となっています。

次のターン以降はさらにサイズが大きくなる為、無傷でターンが返ってくればそのままゲームを決定づけるのに充分な強さと言えるでしょう。

 

ただしその分彼女の忠誠度が減ると極端に弱くなっていくという性質も持っており、着地後優先権を離さず使用したとしても、スタックで引き裂く炎等で除去されてしまうと、生成されたトークンのP/Tが0以下となり、死んでしまいます。

f:id:rodasha:20230117101822j:image

(これは火力で除去された場合であり、虚空裂き等直接破壊された場合は最後の情報を参照します。)

f:id:rodasha:20230117102114j:image

 

[-1]は帰化

f:id:rodasha:20230117102324j:image

忠誠度1消費でアドバンテージが取れるのは非常に優秀で、環境には鏡割りの寓話勢団の銀行破りといった優秀なエンチャントが跋扈してる為それらを割れるのは強力そう。

f:id:rodasha:20230117102753j:imagef:id:rodasha:20230117102758j:image


ただし彼女の忠誠度が減ると途端に[+1]の圧が減るのでできれば使いたくないところ。

そのターンに[+1]を使った場合と比べて忠誠度に2の差が出る為、5マナで出した場合には極力使いたくない能力です。

 

[-7]は森の数を参照する踏み荒らし

f:id:rodasha:20230117103147j:image

これが使えるタイミングであれば森の数は3を超えている事が多く、統率者ですらゲームを決め得る修正値になり得ます。

7マナで出した際に即座に起動する事ができ、孔蹄のビヒモスが如くゲームを決定づけられると思います。

f:id:rodasha:20230117103433j:image

 

難点としては本体がクリーチャーで無い為、単体では何も起こらない事が挙げられます。

とはいえその場合は[+1]で8/8が生成できる為、特に問題にはならないでしょう。

 

有利な盤面で非常に強力な1枚で、重いながらも対応力が抜群。

複数引いたとしても忠誠度を上げながら展開できる為邪魔にならず、非常に強力なPWと見て良さそうです。

 

難点としてはやはりスタンダードでの緑の現状の弱さが気になります。

特に奥義は緑単でこそ輝く能力であり、現状のマナ基盤には基本土地タイプを持つものが少ない為、修正値があまり期待できません。

f:id:rodasha:20230117104553j:imagef:id:rodasha:20230117104558j:image
踏み荒らしを考えれば3つもあればいいのですが、果たして本当にあるのか…。

 

緑単復権なるか。ではでは!

永遠の放浪者について考える

f:id:rodasha:20230116105829j:image

今日はこちら。

 

ファイレクシア: 完全なる統一で登場する6マナ放浪者。

もう正体わかってるしそろそろPWタイプあってもよくない?

 

[-4]が特に強力。

各プレイヤーのコントロールしているクリーチャーを1体ずつ残し、他を生け贄に捧げさせるのですが、この選択権が発動側にある為、基本的に対戦相手側は一番弱いクリーチャー、自分は一番強いクリーチャーが残ります。

この能力が着地後すぐに起動できる為、返しで落とされても問題なくマナ相応の仕事をする事ができ、カードパワーの安定に繋がっています。

 

[0]能力で生成されるトークンも2/2二段攻撃とかなり強力で、忠誠度こそ上がらないものの奥義があるわけでもなし、これを生成していくだけでかなり有利になると思います。

 

永続型能力により2体以上で彼女を攻撃するのは不可能となっています。

予めクリーチャーを展開しておけば[-4]能力後にもクリーチャーは1体残っており、また[0]能力でトークンを生成できる為非常に固いです。

 

[+1]能力も破格の一言。

クリーチャーかアーティファクトをブリンクする能力なのですが、オーナーの終了ステップに返ってくる為、自分のを追放すればブロッカーとして使えるのに対し、相手のをブリンクすればたとえ速攻を持っていたとしてもアタッカーとして使えません。

疑似警戒や各種ETBの使い回し等多くの使い道が考えられます。

 

6マナと重いながらもその能力はどれも非常に強力で、単体でゲームを決められる能力をしています。

今後の白を支える優秀な1枚となりそうです。

 

相性のいいカードとしてはやはり試作品。

f:id:rodasha:20230116112040j:imagef:id:rodasha:20230116112045j:image
ブリンクする事で完全体へと進化させる事ができます。

特に戦闘の打撃者はブリンクすると追加で1ドローできるのでさらにおいしい。

 

また全体除去なので各種PWとも相性がいいです。

f:id:rodasha:20230116112607j:imagef:id:rodasha:20230116112622j:image
単純に頭数が減るので殴られにくくなり、非常に優位な盤面にできます。

ヴェールのリリアナは残った最後の一人を生け贄にさせられるので盤面を更地にできます。

 

絶望招来はこのカードへの回答となりそうです。

f:id:rodasha:20230116113029j:image

[-4]からクリーチャーが出なければクリーチャーとPWがそれぞれ1体ずつしか残らず盤面が更地になります。

とはいえその後展開できるのはこちら側なのでアドバンテージに目をつぶればそれほど問題にならないかもしれません。

 

フレンズ戦略を後押しする完璧な1枚。

英雄の公有地もありますし、エスパー・フレンズ辺りが隆盛するかもしれません。

f:id:rodasha:20230116113401j:image

ではでは!

十種競技第9種目: 全知ドラフトに行ってきました!2023/1/15

今日は全知ドラフト!…え?正気?

 

デッキはこんな感じになりました。

1戦目: ○

2戦目: ×

3戦目: ○

4戦目: ○

5戦目: ○

6戦目: ○

7戦目: ○

8戦目: ○

 

先手はハンデスを後手は打ち消しを求めてキープしましょう。

まあフリー以上はしないけど。

 

ミッドウィーク・マジック位気軽にくれ。ではでは!

裏切りの棘、ヴラスカについて考える

f:id:rodasha:20230115113835j:image

今日はこちら。

 

ファイレクシア: 完全なる統一で登場する完成化持ち6マナ黒単色ヴラスカ。

 

[0]はカードを1枚引き、1点ライフを失い、増殖を行うという能力。

 

増殖とはミラディンの傷跡で登場したキーワード処理で、カウンターを持つパーマネントやプレイヤーを任意の数選び、それらが既に持つカウンターを各種類毎に追加で1個置くという事ができます。

 

ヴラスカはPWなので忠誠度カウンターを持っており、これを増やす事で忠誠度を増やす事ができます。

加えて他のPWの忠誠度も増やす事ができ、フレンズ系のデッキでの活躍が期待できます。

また今回多用されるであろう毒カウンターも増やす事ができます。

この能力により毒カウンターを地道に増やしていけばいずれゲームに勝利できるかと。

 

[-2]はクリーチャー1体を宝物にする能力。

マナ加速させるとはいえかなり優秀な除去であり、ブリンク等位しか裏目のないかなり強力な除去と言えそうです。

 

いざという時には自分のマナ加速として使う事もできます。

とはいえ彼女が出せる時点で既に5マナは出せているはずですし、事前準備も必要な為いざという時の緊急手段としてしか使えなさそう。

 

[-9]はプレイヤー1人が毒カウンターを持っていた場合、その毒カウンターが9個になるように追加する能力。

そのプレイヤーが毒カウンターを持っている必要がある為単体では意味がありませんが、逆に戦闘ダメージを通す度に毒カウンターを与えるクリーチャーがいれば、1→9→10と2枚でゲームを終了させる事ができます。

 

完成化で出した時のスペックは灯の再覚醒、オブ・ニクシリスとかなり似たものになりますが、

f:id:rodasha:20230115130848j:image
[0]能力で他のPWの忠誠度も増やせる点や、除去が優秀な上に消費忠誠度も低くなっているなど基本的に強化版と見てよさそう。

 

現在のスタンダードでは黒を含むミッドレンジデッキの活躍が著しく、それらのデッキにはPWを含むものも存在します。

放浪皇漆月海渡等の忠誠度を増やせるのはかなり強力であり、使い勝手が良さそう。

f:id:rodasha:20230115131632j:imagef:id:rodasha:20230115131705j:image

また今回のファイレクシア: 完全なる統一では多くのPWが追加される為、これを軸としたフレンズ系デッキはかなり期待できそうです。

 

普通に高くなりそうな1枚。

エスパーフレンズ組みたい。ではでは!

プライバシーポリシー