ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

アーチフィーンド、アスモデウスについて考える

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今日はこちら。

 

フィーンドとは悪魔を表す英単語の一つで、DevilやDemonに比べ指す対象の広い単語です。

聖書に由来しない為に宗教的背景が薄く、海外版遊戯王OCGの悪魔族を表す単語としても使われています。

 

D&Dではデビル、デーモンが別種族として存在しますが、それらを含めた邪悪な種族の総称として使われています。

怪物とか化物とかの訳の方が近いかもしれません。

 

アスモデウスユダヤ教及びキリスト教に登場する由緒正しき悪魔の一人で、その語源はゾロアスター教の悪魔アエーシュモー・ダエーワともヘブライ語の「滅ぼす者」とも言われています。

キリスト教では七つの大罪の一つ色欲を担当しており、元は天使の階級第二位の智天使に位置していたとされています。

バリバリ宗教系の悪魔ですね。

 

ただその肩書に反しやっている事は結構しょぼく、トビト記ではサラという女性に取り憑き7回彼氏を初夜に絞め殺した後、ラファエルに捕らえられました。

悪質ストーカーか。

 

D&Dでは九層地獄バートルの主人であり、その謀略は長期的で大規模です。

彼は現在の彼をトップとする権力体制の維持を目標とし、あらゆる場所に彼の工作員を置いています。

 

さてMTGでの彼は6/6/6の伝説の悪魔・神であり、一種類のデメリットとなる永続能力と2種類の起動型能力を持ちます。

サイズは申し分ないのですが、破壊不能どころか他のキーワード能力すら皆無。

戦闘面では巨大な戦慄大口にすら敗北します。

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彼が戦場にいる間、あなたはカードを引く事ができません。

あなたがカードを引く場合、あなたはライブラリーの一番上にあるカード1枚を裏向きのまま追放します。

これは永続能力であり、あなたがカードを引く場合、あなたは常にその同数のカードを追放する事になります。

 

特に明示されていない為、どのプレイヤーも裏向きで追放されたカードを確認する事はできません。

それは非公開領域です。

またライブラリーがすべて追放されたとしてもそれは敗北条件では無い為、彼が戦場にいる限り少なくともライブラリーアウトによってあなたが敗北する事はありません。

 

ちなみにフレーバー・ ワードのバインディングコントラクトとは、拘束力のある契約の事です。

雇用契約書とか。

 

起動型能力1つ目は黒3マナを支払う事で、7枚引ける効果。

彼の目玉となる能力ですが、同時に彼の永続能力によってすべて追放されてしまいます。

そのまま手札に加えたい場合は起動後能力が解決される前に生け贄等で戦場から退かしましょう。

 

起動型能力2つ目は彼によって追放されたカードをオーナーの手札に加える効果。

しかし同時に加えた枚数に等しい数だけライフを失う事になります。

永続能力とセットで考えるべきですね。

 

マナとライフ次第でかなりのアドバンテージが狙える1枚。

ポテンシャルは充分なので活躍する可能性はあると思いますが、どうでしょう。

 

 

 

やはり永続能力が邪魔。

という事で壊死のウーズとのコンボが話題となっています。

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起動型能力のみコピーする為、黒3マナで文字通り7枚引く事が可能。

一緒にスカージの使い魔でも落ちていればそのまま引き切る事も可能です。

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黒マナが出ない相手にコントロールを渡す事でドローロックが可能。

ただ6/6を殺さず受け止めるクリーチャーが別途必要です。

 

手札に戻す効果はそのオーナーに関係なく戻した枚数分のライフを失います。

例え黒マナが出る相手でもコントロールを譲渡する際に、相手のライフ以上の枚数を追放しておけばやはりロック状態にできます。

 

7枚引く効果は置換されればドロー効果では無い為、覆いを割く者、ナーセットを避けられるはず。

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手札に戻すのはこのカードにより追放されたすべてのカード。

宇宙の帝王、キングキドラ等に変容させる事で、少し枚数が増やせます。
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こんなところで。いよいよ明日アリーナ実装です。

ではでは!

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