今日はこちら。
梅澤俊郎は神河ブロックの主人公だった人物です。
沼居に住む盗賊で、漢字の魔術のエキスパートでした。
また腕の焼印が示す通り氷山の仇討ち人でもありました。
無関心な態度と私欲から嫌われ、信用されなかった彼は、幾度となく命の危機に直面し、だからこそ自分本位という人生観を持っていました。
彼は地面や空中に漢字を書き、それを読む事でその意味に沿った魔術が使用できました。
彼の持つ梅澤の十手は彼の得意とする漢字魔術の強力な触媒でした。
十手を使って流させた相手の血を使って漢字を書いた時、彼の魔術は最大限の効果を発揮しました。
ちなみにこの梅澤の十手、禁止にこそならなかったものの構築で今尚活躍する1枚です。
また多くのプロが口を揃えて歴代リミテ最強カードに挙げる1枚でもあります。
梅澤俊郎本人はその性能よりも、ストーリー上この十手を生み出した事が最も高く評価されています。
そんな彼の英雄譚は1章、2章共にその梅澤の十手の起動型能力となっています。
単発であることを考えれば梅澤の魔除けの方が近いかもしれません。
単発とはいえ-1/-1能力は除去として今尚有効で、特にリミテッドでは2/2/1を除去しつつ相手の動きを封じられる可能性があります。
2ターン目に置く場合相手の2マナを除去するのが一番強い動きだと思います。
これが複数枚入っているのであれば、後攻を選択するのも十分考えられます。
また+2/+2も最後のひと押しには有効です。
通常ソーサリータイミングでそれだけの強化を行うカードは敬遠されがちです。
しかしそれが他のモードを備えているなら話は別です。
そもそも-1/-1だって展開によってはまったく効きませんしね。
最後のライフ2点ですが、これも有効です。
状況を選ばないモードがあるのは大事。
というか2ターン目に置いた場合、第2章ではこれを使う場合が大抵でしょう。
わずか2点とはいえライフレースがこれによってズレる可能性は十分あります。
それが4点ともなれば更に大きくなります。
そもそも2マナ4ゲイン2/3相当強いですしね。
裏面は2/3のクリーチャー・エンチャント-人間・侍。
最速で4ターン目の登場とはいえ2マナ2/3はそこそこ強そうです。
-1/-1除去を飛ばしつつであればカード・アドバンテージも得られているわけであり、その時点でマナ相応の働きはしています。
能力はインスタントやソーサリー限定のマナ加速。
ただこちらはそもそも使えるのが5ターン目以降です。
神河:輝ける世界のリミテはむしろエンチャントやアーティファクトが多い為、ほとんど活躍できなさそうです。
今回の黒のコモン除去エンチャントですし。
それだけに少し弱そうに見えますが、そもそも第一章が動けばその時点で強い訳で。
各種エンチャントサポートも受けられます。
特に白黒で組んだ時に有効。
リミテ環境を定義する1枚となりそう。
実際勝利貢献度もかなり高めの1枚です。
レアより優先してもいいかも。
構築では流石に厳しいと思います。
リミテと違ってそこまでタフネス1が並ぶわけでは…
…いやそうでもないのでしょうか?
果たして。ではでは!