今日は世界選手権優勝のイゼット講義について。
デッキ概要
イゼット講義はアバター 伝説の少年アン以降に登場したテンポ・デッキです。
ばあばや積み重ねられた叡智等の講義シナジーを軸に、様々なシナジーを持つ強力なデッキです。
ゲームの流れ
最高の初動はばあばです。
攻撃するだけでルーティングを行えるため、手札を整えながら墓地を肥やすことができます。
また、同じくらい強力なのが嵐追いの才能。
このデッキはばあば以外全て非クリーチャーなので、果敢が嘘みたいに誘発します。
また、ブーメランの基礎とのコンボは非常に強力。
手札1枚消費で果敢・クリーチャーを2体並べながら3/3で殴ることができます。
6マナまで伸びれば才能Lv2で回収→再展開で1枚引きながら果敢・クリーチャーを増やすことも可能。
なんで？
墓地に講義が3枚溜まればいよいよ本領発揮。
ばあばがいれば1マナで積み重ねられた叡智を唱えることができ、実質Ancestral Recallになります。
今回の世界選手権で勝敗を大きく左右したのが忍耐の記念碑の有無でした。
このデッキにはばあばや芸術家の才能、愛着を捨てるなど多くのルーティングが採用されています。
それらと組み合わせることで追加の手札や宝物を得られるだけでなく、
3点ルーズを連発して相手を倒すこともできます。
個人的にはサイドの量子の謎かけ屋も注目。
デッキの強み
かなり安く組めそうというのが第一印象です。
ほとんどのカードがアバター出身なので、組むなら箱で剥いてもいいかもしれません。
強力なコンボがいくつも入っている上に、ルーティングが多いため揃えやすく、安定感が魅力的。
カードのほとんどがインスタントやソーサリーなので打ち消しくらいしか当たらない上、
大体1マナなので打ち消しだとテンポ損という既に最強デッキに相応しい風格を持っています。
デッキの倒し方
墓地を参照するので墓地対策…
なのですが、一時的なものだとまたすぐ復活するので、特化したものが欲しいです。
多分除霊用掃除機だと間に合わなくて安らかなる眠りが必要。
あるいは虚空の力線も手です…ブーメランの基礎ありますけど。
大量の呪文を唱えて大量にドローするデッキなので赤単が有効、なはず。
剃刀族の棘頭とか魔道士封じのトカゲですね。
ただし、イゼット大釜に比べて除去の質と量が増えてるのが懸念点。 特にメインからトカゲを倒せるアイローの表演が入ってるのは最悪かも。
除去の多さを考えるとアゾリウス・コントロールが有利な可能性があります。
必要なのは真昼の決闘。
これなら安らかなる眠りも取れるし、後はカワウソさえ何とかできればか…？
総評
大会はセス・マンフィールド選手が文句無しの優勝。
決勝ラウンド9-0はそら優勝でいいでしょう。
このデッキが今後メタの中心となっていきそうですが、はたして。
叫ぶ宿敵返してください…。
ではでは！
参考
