今日はこちら。
基本セット2010で登場した黒の単体除去。
黒でないクリーチャーであればわずか2マナで破壊できます。
黒でもアーティファクトでも無いクリーチャーを破壊する代わりに、それの再生を許さない恐怖と入れ替わりで登場しました。
再生を許してしまうものの既に当時からその数は少なく、アーティファクト・クリーチャーを対象に取れるようになったのは明らかなメリットです。
現在では再生持ちはターン終了時まで破壊不能を得るという効果で代用され、新規に登場しないことが確定している為、今後もこの優位性は変わらないでしょう。
なおミラディン包囲戦では黒いクリーチャーを対象に取れる代わりにアーティファクト・クリーチャーが対象に取れなくなった喉首狙いが登場し、使い分けられたり、併用されたりしました。
当時の構築ではデメリットのない単体除去としてよく使われており、その為に黒であることが一種の破壊耐性であった時代も長かったです。
その強さからか初出はコモンでしたが、基本セット2014ではアンコモンに格上げされました。
現在でも構築級の2マナ除去はアンコモンであることが多く、リミテッドでの黒の強さを著しく上げない為の措置と思われます。
しかし基本セット2014を最後に収録されず、またそれ以降黒でないことを条件とした除去呪文は出ていません。
黒であることを除去できない条件とした時代は終わりを迎えたとも言えます。
そんな破滅の刃ですが、この度ストリクスヘイヴンでヒストリックにやってきました。
かっこいい日本画版も来週開かれるヒスブロイベントに参加すれば手に入るとのことです。
楽しみですね。
とはいえ除去周りの環境は当時とはかなり変わっています。
まずは世界最強致命的な一押し。
紛争を達成すれば4マナ以下まで破壊できる優秀な除去で、下環境でも使われている優秀なカードです。
紛争を嫌うのであれば取り除きも優秀です。
こちらはPWも対象に取れ、コントロールミラーで凶悪な覆いを割く者、ナーセットも倒すことができます。
他には無情な行動も優秀で、体感ですが黒いクリーチャーよりもカウンターの乗っているクリーチャーの方が少ないと思います。
かつて暴れまわったあの除去が果たしてもう一度ヒストリックで暴れまわれるのか。
注目したいところです。ではでは!