今日はこちら。
アルファ版から存在する由緒正しき元祖カウンタースペル。
というか英語名がそのままズバリCounter Spell。
文字通り打ち消し呪文の代名詞となっています。
(青)(青)と少し色拘束がきついものの2マナで後腐れなく何でも打ち消せるのは非常に強力。
何とでも確実に1:1交換ができる為に、黎明期の青一強時代を支えました。
(Ancestral RecallとTime Walkによるものだと言う説もあります
)
1:1交換できるカードには他にもあるものの、これは2マナと軽い為テンポアドバンテージを稼ぎやすいです。
また着地誘発や死亡誘発を封じれる点も優秀で、これは打ち消しにしかできない仕事です。
(最も当時のクリーチャーはバニラやフレンチバニラが多く、その点ではあまり有効に働きませんでした。)
スタンダードにあった頃には(当然)極めて高い採用率を誇り、大半の青いデッキに4枚投入されていました。
青プレイヤーの人権扱いとされていましたが、そのカードパワーに反しアンコモンで収録、第5版からは人気の高さからコモン落ちし、簡単に手に入りました。
第8版を最後にスタンダード落ちされ、多くの青プレイヤー(特に日本人が多かった)が涙し、その裏で多くの非青プレイヤーが歓喜しました。
現在ではその高いカードパワーが認識され、再録を望む声は出ているものの、その収録は悲しいかな絶望的だと思われます。
ヴィンテージでは意志の力とまさかの上位互換マナ吸収の2大巨頭におされあまり採用されていません。
またレガシーでも呪文貫きなど条件付きだがより軽いカードにおされ、あまり採用されていません。
エターナルではこれでもきついということでしょう。
その為にカードパワーを読み間違えたか今回モダンホライゾン2で再録。
めでたくモダン入りを果たしました。
ではモダンでは活躍するのでしょうか?
これは間違いなく活躍するといっていいでしょう。
現在のエスパーコントロールには追加で墓地を追放する必要のある論理の結び目が採用されており、ほぼ完全上位互換です。
フェッチランド+ショックランドコンボ有するモダンであれば色拘束もそこまで問題ないでしょう。
今後モダンでコントロールは隆盛するのでしょうか。乞うご期待。ではでは!