ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

鉱路と前線の剣について考える

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今日はこちら。

 

ファイレクシア: 完全なる統一で登場する通称赤緑剣。

ダークスティールで登場した火と氷の剣から始まったメガ・サイクルの9本目で、残る1本は青黒剣となっています。

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ダークスティールの発売が2004年2月なので約20年越しのサイクルとなりそうです。

また残る剣の登場がモダンホライゾン(及びモダンホライゾン2)なので、サイクル内でパイオニアで使えるのはこれが初となります。

 

3マナ装備2で+2/+2修正とプロテクション(赤緑)に加え、プレイヤーに戦闘ダメージを通すと2枚の衝動的ドローに追加の土地セット権がもらえます。

 

時間制限かつめくれ次第とはいえ最大で2枚ものカード・アドバンテージを得られるのはかなり魅力的。

加えて追加の土地セット権を得られるので、土地がめくれても無駄なく使いやすいです。

 

ただしカードの使用タイミングに変更はなく、追加の土地セットもその後のメイン・フェイズにしか行なえません。

その為これを見てアクームの怒り、モラウグで無限戦闘編入れるじゃん!

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と思った僕と読者は一緒にルールを読み直しましょう。

 

単体除去の強力な赤へのプロテクションは今でも強力ですし、クリーチャーの強力な緑へのプロテクションは戦闘を有利に進めやすいです。

一方で緑の強力なコンバット・トリックを使えないのは難点かもしれません。

 

また長期戦を目指す剣サイクルの中では赤緑という基本的に速攻を仕掛けてくるカラーリングにしか耐性がないのはややマイナスで、これを出して装備するよりも除去を飛ばした方が勝ちに繋がりやすいかもしれません。

誘発型能力はかなり強力なのですが、直接盤面に触れる訳でもないので、むしろブロッカーとして立たせておきたいという気持ちも強く、そうなると誘発型能力を発動できないというジレンマを抱えています。

 

これまでの剣サイクル同様二段攻撃を使えば1ターンに2度誘発させる事ができます。

しかし土地の追加セット権こそ増えるものの4枚の衝動的ドローが使えるほどの長期戦はあまり現実味がなく、そのターンに使えなければ消えてしまう為、他の剣サイクルよりも不遇と言っていいかもしれません。

 

さらにこれは赤緑剣というコンセプト上仕方ないことなのですが、その2色は共にアーティファクト破壊を得意としている色である為、これ本体が割られてしまう可能性も高いです。

そういった意味では最後の青黒剣はかなり強力になりそうな気がします。

 

あと現スタンダードは緑が不遇。

とはいえ今回かなりのカードで「今は緑が弱いけどこのカードは強い」と言ったので、もしかすると発売後は緑が隆盛するかもしれません。

 

ここまで数々の問題点を言ってきましたが、このカードは海外でかなり高値で取り引きされると予想しています。

というのも海外ではクリーチャーで殴り合うカジュアルなEDHが人気を博しており、

  • 神話レア
  • 人気の高い剣サイクル
  • アーティファクトなので色を選ばない
  • 赤と緑は人気が高い為、戦闘を有利に進めやすい
  • それらの色ではアドバンテージが取りづらい
  • ゆっくりとした環境なのでマナを伸ばしたい
  • マナが伸びるので衝動的ドローを使いやすい
  • 能力は長期戦向き
  • 特殊なオイルスリックFoilの存在

などの理由から需要にかなり噛み合った1枚となっています。

その為かなり採用率が高くなりやすく、英語版は1枚5000円で取引されるようになってもそれほど不思議ではないと思います。

 

最後は青黒剣。

予想が正しければファイレクシア: 完全なる統一の次のパックでファイレクシアとの最終決戦の際に現れると思います。

はたして。ではでは!

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