ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

シェオルドレッドの勅令について考える

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今日はこちら。

 

ファイレクシア: 完全なる統一で登場する黒2マナのインスタント。

各対戦相手にクリーチャー・トークンか、トークンでないクリーチャーか、PW1人を生け贄に捧げさせる事ができます。

 

これまでの布告除去の弱点であった、横にトークンを並べられると、目的のクリーチャーを落とせないといった問題を解決できるかなり強力な除去となっています。

現スタンダードでは呪禁こそ減ったものの、それに代わる能力として護法持ちが多数活躍しており、それらをトークンに邪魔されずに除去できるのは大きな強みとなっています。

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また強力なトークンを落としたい場合でも対応したモードがある為、無駄がありません。

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加えてPWも生け贄に捧げさせる事ができ、従来のクリーチャーがいない状態でPWが着地する絶望的状況通称更地ジェイス等の状況において、優秀な解決札となっています。

 

何故かインスタントである為、これらの除去をいつでも可能なのもかなり強力で、特にPWの場合にインスタント・タイミングで除去できるのはかなり珍しいと言っていいでしょう。

 

また能力はすべて各対戦相手と対象を取らない為、夏の帳で防がれたり、偏向はたき等で対象を変更されたりする事がなく、そこも強力な点となっています。

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悪魔の布告から始まった数々の布告除去の完成形とも呼べる存在であり、

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少しでも目的のものを落とせるようにこれまでに行われてきた最も大きいパワーや、最も大きいマナ総量といった縛りと比べてもかなり革新的な指定であり、

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それでいてマナ・コストは悪魔の布告から据え置きというインフレ具合を感じさせる1枚です。

そもそも悪魔の布告自体あまりに強力すぎて第9版ではソーサリー版の下位互換である残酷な布告が収録されていました。

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これだけ効果が汎用的でファイレクシアが関係ないにも関わらず、カード名には堂々とシェオルドレッドの名前が入っている辺りおそらくこれをスタンダードで再録する気は無いのでしょう。

その為もし再録するとしても次は特殊セットの可能性が高く、発売後すぐに押さえておきたい1枚となりそうです。

 

カード名にある勅令とは君主が直々に下す命令の事。

その為君主自身は現場に来る必要はないのですが、アートにはX JAPANファンとなった黙示録、シェオルドレッドが写っています。

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僕の予想ではこのカードで一番○されるの多分コイツだと思います。

 

遂にPWに対する1番の回答を手に入れた黒は、このまま環境の覇者として君臨していく事になりそうです。

ではでは!

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