今日はこちら。
モダンホライゾン2で登場するエンチャント・土地。
サブタイプとして「ウルザの」と英雄譚を持っています。
「ウルザの」自体には特に何の意味も無いのでフレーバー・テキストだと思って大丈夫だと思います。
第1章ではこの土地は無色1マナを生み出します。
土地としては最低限の能力ですね。
アーティファクトとエンチャントの大きな違いの一つとしてタップしないという物があったのですが、それも今回で無くなってしまいました。
いよいよ境目があやふやになってきた事になります。
これを目的にデッキに入れることはないと思われる為、さっさと次の章に進みましょう。
第2章ではこれをタップするとともに、2マナ払う事で、アーティファクトの数だけ+1/+1される無色の0/0の構築物・アーティファクト・クリーチャー・トークンを生成します。
最低限本人がアーティファクトなので1/1、アーティファクトを並べていけばそれ以上となります。
この効果は1ターン継続する為、自分のメインターンに土地を置けば3ターン目から起動可能で、その土地が裏切り者の都などであれば2ターン目から起動可能です。

ウルザの後継、カーンの-2能力や最高工匠卿、ウルザが着地時に生成するトークンと同一ですね。


これらが4マナだったのに対し、こちらは起動コストだけ考えても2マナで生成できる為、非常に強力です。
とはいえ1ターンこれを置くのに使っている点を考えれば実質3マナかかってますし、ウルザの後継、カーンのように連続で生成したり、最高工匠卿、ウルザのようにマナを出したりと言った活用はできない為、妥当な強さかもしれません。
土地であるにもかかわらず同時に英雄譚でもあるこのカードは、第3章を迎えると自壊してしまいます。
その代わりとなる第3章はデッキからマナ・コストが(0)か(1)であるアーティファクトを戦場に出す効果です。
ヴィンテージであれば各種Moxを持ってくることで実質基本土地に変化し、太陽の指輪であればマナ加速になります。


真髄の針や魂標ランタンのようなシルバーパレットもサーチでき、その対応力は抜群。


というかアーティファクトをサーチして戦場に出せる土地って本気で言っているのでしょうか?
詳しいことはリリースノートが出るまで分かりませんが、土地・エンチャントは土地としてプレイすることができ、スタックを積むことなく解決されます。
星座などのエンチャントシナジーは受けられますが、それよりも第2章、第3章とシナジーするアーティファクト・デッキでの採用が主となるでしょう。
以前アーティファクト・土地が作られた際には、アーティファクト・シナジーの強さからその全てが禁止されてしまいました。
その失敗を踏まえてエンチャント・土地はテ―ロスの時には一度たりともデザインされず、神々の軍勢でも作られず、テ―ロス還魂記でも星座との組み合わせが強力すぎるとして断念されました。
その際にエンチャント関連テーマが無ければ作られるかもしれないと言っていたのですが、それが今回だったという訳です。
実際エンチャント・シナジーは割と大丈夫と思われるまで調整されたと思われるのですが、これ別の問題があるような…。
まあウルザだししょうがないか。MTG界のゴールドシップだし。ではでは!
(修正)得るというのが永続効果だった為、相手ターンや2章3章誘発時でもマナを出したり、トークンを2回生成したりできます。
じゃあ壊れだと思うんですけど…。