今日はこちら。英語名はSolemn Simulacrum。通称ソーレン。
4マナ2/2と体は貧弱だが、二つの誘発能力を持っている。
1つ目の能力は着地時に不屈の自然。
安定した確実なマナ加速、色基盤の安定、デッキ圧縮ができるランパンはやはり強力。
また色を選ばないので例えば青白コントロールでも1ターン早く夢さらいが着地する。
特に固有色という縛りのある統率者戦ではかなり人気が高い。
2つ目の能力は死亡時に1ドロー。
チャンプブロックしてもアドバンテージを失わない。
コントロールデッキやランプデッキとしては時間を稼ぎながら時間を稼げる生物はまさしく求めていた生物だろう。
地味ながら極めて優秀なカード。
ミラディン初出時及び基本セット2012の再録時共にランプやコントロールで結果を残した。
今回もランプやコントロールが強い環境なので早速活躍中。
成長のらせんからの4マナ域の動きが空き気味だったのも追い風。
精神龍、ウギンのマイナス能力に巻き込まれない点も特筆すべきか。
(焼かれるけど)
バウンスや追放除去が多いのは少し向かい風。
まあランプできたなら十分か。
ところで創案の火や死者の原野と素晴らしく相性いい気がするんですけど本当に禁止しない予定だったんですかね・・・?
ちなみにこのカード、元はJens Thorenが作った《森の民》というカード。
通称のソーレンというのは彼の名前から来ている。
《森の民》(2)(G)(U)
クリーチャー-エルフ・ウィザード
森の民が戦場に出た時、あなたはあなたのライブラリーから基本土地・カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出し、あなたのライブラリーを切り直してもよい。
森の民が戦場を離れた時、1枚引いてもよい。
2/2
R&Dはなんと色拘束を全て取り払ってしまった。
凄い思い切りだが、結果として面白いカードが出来上がった。
これぞカードデザイナーの仕事と言えよう。
真面目なので毎回能力を発動するか相談してくる。
あるいは本人ではなく身代わりだからゆえの行動方針だろうか。ではでは!