ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

2025年3月31日禁止改定

モダン

死の国からの脱出 禁止

死の国からの脱出

禁止理由は青赤緑研磨基地の隆盛です。

研磨基地

  1. 研磨基地死の国からの脱出をプレイ
  2. オパールのモックスを墓地からプレイ
    オパールのモックス
  3. マナを出して研磨基地で生け贄、3枚切削
  4. 2-3を繰り返し、ストームやマナを増やす
  5. デッキが無くなったらタッサの神託者をプレイ
    カザド=タッサの神託者

このデッキはモダンを支配するほど圧倒的な勝率を見せつけました。

よって、死の国からの脱出は禁止されます。

レガシー

カザド=ドゥームのトロール 禁止

カザド=ドゥームのトロール

青黒リアニメイトでの活躍が原因です。

通常、リアニメイトでは以下の4つのカードが必要になります。

  • 大型クリーチャー
  • それを墓地に送るカード
  • 墓地から戦場に戻すカード
  • 土地

カザド=ドゥームのトロールは墓地から戦場に戻す手段を除く3つのカードを供給します。

これにより青黒リアニメイトは、コンボデッキでありながら手札事故の可能性が減り、フェアにもアンフェアにも戦えるようになりました。

直近2年間青黒リアニメイトは強力なデッキとして君臨してきました。

よりシナジー重視のデッキにするため、カザド=ドゥームのトロールは禁止されます。

まき散らす菌糸生物 禁止

まき散らす菌糸生物

エルドラージ戦略の中でも、モダンホライゾン3で登場したまき散らす菌糸生物は、しばしば不毛の大地をサーチしてマナ基盤をズタズタにします。

不毛の大地

キッカーすれば一度に2枚の土地を葬り去るこのカードは、プレイ体験を損ねる危険性がある極めて優秀な土地干渉です。

これによりレガシーはまき散らす菌糸生物をプレイされる前の数ターンに事実上の決着がつき、ゲームを不健全に高速化していました。

よって、まき散らす菌糸生物は禁止されます。

パウパー

日を浴びる繁殖鱗 禁止

日を浴びる繁殖鱗

日を浴びる繁殖鱗サディスト的喜びは、パウパー史上例を見ないほど強力なコンボを生み出しました。

サディスト的喜び

日を浴びる繁殖鱗サディスト的喜びが付いた状態でクリーチャーが死亡すると、日を浴びる繁殖鱗に+1/+1カウンターが置かれ、いつでも生け贄にできるトークンが生成されます。

これにより無限パワー、無限マナが成立します。

このコンボは環境に与えるプレッシャーが大きく、負け方も楽しくありません。

似たカードが今後登場しない可能性が高い日を浴びる繁殖鱗が今回禁止されます。

命取りの論争 禁止

命取りの論争

長い間親和を支えてきた命取りの論争は、胆液の水源と共に多くのデッキに採用されてきました。

胆液の水源

一例をあげると、親和、サディスト繁殖鱗、浄化の野火、トロンetc…

数週間前のPaupergeddonでは、TOP8中7人が命取りの論争を4枚採用していました。

アドバンテージ源として優秀すぎるこのコンボのうち、命取りの論争が他の候補に比べて非常に強力だと判断されました。

命取りの論争は宝物を提供し、親和におけるアーティファクト・カウントを増やします。

今後同じくアーティファクトを生け贄に2枚引ける腸抜きの洞察熱狂的な 献上が使われ、それらが支配的になれば胆液の水源が禁止される可能性もあります。

腸抜きの洞察熱狂的な献上

今回は命取りの論争が禁止されます。

カルドーサの再誕 禁止

カルドーサの再誕

パウパーにおいて赤単は環境の最前線を走り続けてきました。

例えば、直近では赤単のメインゲームの勝率は65~70%と非常に高くなっています。

中でもカルドーサの再誕はしばしば逆転不能な盤面を作り上げ、対処してもゴブリンの奇襲隊から大ダメージを叩き出すことができます。

ゴブリンの奇襲隊

今後、赤単の勝率が著しく落ちてしまった場合はまた禁止改定の更新が行われる可能性もあります。

しかしとりあえず今日のところは、長らくパウパーを牽引してきたカルドーサの再誕が禁止となります。

予言のプリズム 解禁

予言のプリズム

ここからの2枚は試験的禁止解除です。

トロンにおいてあらゆるカードを採用可能にした予言のプリズムがパウパーに帰ってきます。

親和にて命取りの論争の禁止された枠に予言のプリズムが採用されるかもしれません。

あるいはフリッカー・トロンが再度復権し、コントロールが環境に姿を現すかもしれません。

当然、再び支配的な結果を生み出す場合はそのまま禁止リストに送り返される可能性もあります。

それでも予言のプリズム解禁には大きな期待がかかります。

満潮 解禁

満潮

満潮はかつてテーブルトップでのみ使えたカードで、テーブルトップとオンラインが統合される際に禁止リストに入れられました。

満潮が解禁される理由はいくつかあります。

  1. 呪文を主軸としたデッキを使いたいと思っているプレイヤーがいる
  2. キーカードの多くが規制されており、環境的に問題ない可能性が高い
  3. 満潮を使いたいプレイヤーが多く、人気が高い

こちらも満潮デッキが今後支配的になるなら、再び禁止リストに戻されるでしょう。

しかし、青の呪文なら簡単に打ち消せる赤霊破紅蓮破飛び交うこの環境で、満潮デッキが今後支配的になる可能性は個人的には少ないと思います。

赤霊破紅蓮破

今は満潮デッキの華々しい活躍に期待しましょう。

 

各フォーマット、特にパウパーの環境は激変しそうです。

楽しみですね。ではでは!

プライバシーポリシー