強さは比較の問題である。
基本データ
ロフガフフの息子、ログラクフは統率者レジェンズで登場した赤0マナ0/1の伝説のコボルド・戦士・クリーチャーです。
- 先制攻撃、トランプル、威迫
- 共闘(両方が共闘を持つなら、2体の統率者を使用できる)
カード考察
歴代最軽量の伝説のクリーチャーで、そのマナ総量は驚異の0。土地を置かずとも1ターン目から確実に唱えることができます。一方でスタッツも貧弱でパワーが0。先制攻撃、威迫、トランプルと強力なキーワード能力を持つものの、攻撃が通ったところでダメージは0。統率者ダメージで勝負を決めることができません。かなりピーキーな1体といえます。
cEDH
見た目通り最速クラスの統率者です。0マナで出せるため容易に統率者を戦場に用意することができ、偏向はたきやモックス・アンバーといった、統率者や伝説のクリーチャーをコントロールしていると強力なカードを強く使えます。
また生け贄要員としても最適で、弱者選別や愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザットと組み合わせても使われます。特に後者の場合は3ドローとなり、テヴェシュを出すために使ったリソースを一気に回復することができます。固有色は2色ですが、短期決戦から長期戦まで戦える万能型として有名な組み合わせです。
よく組み合わせられるのは上記のテヴェシュ、求道の達人、サイラス・レン、トリトンの英雄、トラシオスなど。
サイラス・レンの場合はむかつきを探し、それを唱えて得た莫大なアドバンテージから勝ちに行く超速攻型、
トラシオスの場合はライブラリー内のクリーチャーを船砕きの怪物のみにして、変身から出して
とループさせることで、無限マナが生まれ、トラシオスの能力で無限ドローして勝ちに行く型が有名です。
カジュアルEDH
優秀なキーワード能力を持つログラクフを強化して統率者ダメージによる勝利を狙います。
よく組み合わされるのが剛胆な考古学者、アーデン。装備品やオーラを一気につけることができます。リミテッドでのデザイナーズコンボだった組み合わせで、ログラクフ系統のデッキとしては一番多いかもしれません。
永久忠義の義丸との組み合わせは義丸がメインです。1ターン目に義丸→ログラクフと動くことでいきなり統率者を2枚並べ、義丸を2/2にできます。
僕はかつてトリトンの英雄、トラシオスと組ませて変容や背景で遊んでいたことがあります。
中でも強かったのが海駆けダコとギルドの職人。
前者は毎ターン2点ダメージを通しながらカードを引いていくことができ、後者は攻撃時に宝物2つを生成できます。この2つはcEDHでもよく組み合わせて使われています。
原作解説
ロフガフフの息子、ログラクフはドミナリアのカー砦に住むコボルトです。
カー砦に住むコボルトたちは偉大なるドラゴン、カーの空奪い、プローシュを神のように崇めており、その核となる信仰は神に相応しい行い──すなわち、略奪し、燃やし、その足跡に恐怖を振りまけというものです。彼らはその理想の中に生きることで、プローシュの卵の一つからドラゴンとして生まれ変われると信じています。
ある日、彼らの指導者、Rohgahh of Kher Keepは神のように生きる一番の道は、彼自身のようになることだと思いつきました。その瞬間から彼は暴君として振る舞い、プローシュと同等の貢物と生け贄を要求し始めました。
ログラクフは彼の父が民から略取するのを黙っていることはできませんでした。今や彼は父に対する抵抗軍を率いています。すべてはカー砦のコボルトたちに「正しい」道を取り戻させるために。
FINAL FANTASYのユニバース・ビヨンド版の別名はジョシュア・ロズフィールド。FINAL FANTASY XⅥに登場するロザリア公国の第二王子で、クライヴ・ロズフィールドの弟です。
生まれつきフェニックスのドミナントとして力を宿すものの、病弱なためクライヴがドミナントになるべきだったと考えています。武よりも書を好む大人しい性格で、貴族の生まれながら分け隔てなく人に接する気さくさを持ちます。また、兄クライヴを深く尊敬し、信頼しています。ニンジンが苦手。
カードとしてはパワーが0で病弱を再現。死にそう。
総評
cEDHからカジュアルまで広く遊べる1枚だと思います。今週金、日で開かれるマジック・スポットライト:FINAL FANTASY併催のコマンド・ゾーンの参加者に、配布されています。まだ予約していない方でも先着順の当日販売がありますよ!僕は日曜だけ行く予定なので同卓した際は是非よろしくお願いします。
ではでは!