「ご大層なフットワークを誇るくせに、お前さんはこのしょうもない細っこいロープからも逃げられないじゃないか?なんともお気の毒なこった。」
基本データ
この町は狭すぎるはサンダー・ジャンクションの無法者で登場した青5マナのインスタント。以下の2つの効果を持ちます。
- 自分のパーマネントを対象とするなら、唱えるためのコストは(3)少なくなる。
- 土地でないパーマネント最大2つを対象とし、それらをオーナーの手札に戻す。
カード考察
強力なバウンス呪文。主に自分のパーマネント1つを戻しながら、相手のパーマネント1つを戻す2マナの呪文として運用されます。自分のパーマネントを対象にしていれば軽減を受けられるため、自分のパーマネント2つを戻す場合も2マナで唱えることができます。
嵐追いの才能と非常に相性がよく、レベル2で墓地からこの町は狭すぎるを回収し、嵐追いの才能を手札に戻すことで、都合7マナで毎ターン1/1果敢を出しながら、バウンスができます。
また、マナ総量は5なので豆の木をのぼれとも相性がいいです。豆→狭すぎる→豆と動くと6マナで3枚引きながらバウンスができます。
リミテッド
弱めです。効果自体はそれほど悪くはないものの、そもそも青が環境的に弱く、あまり勝率を出せていません。使う際にはタッチで入れることになると思いますが、環境も速く、軽いカードが多いため、バウンスが有効に働きません。ピック優先度は低く、他に有用な青を取れていない限り、他のカードを優先した方がいいでしょう。
スタンダード
目下大暴れ中です。望み無き悪夢や逃げ場なしといった着地誘発でアドバンテージを得られる軽量エンチャントと合わせて使われており、テンポとアドバンテージを得ながら戦える強力なデッキとして環境に存在しています。
追加のバウンス要員として養育するピクシーや、新弾から陽光真珠の麒麟を獲得しており、今後も一線級で戦えそうなアーキタイプとなっています。
統率者
主にcEDHで活躍しています。カジュアルな統率者でも使えないことは無いですが、自分のパーマネントが重くなりがちで、テンポロスが大きくなります。
相性のいい統率者
- ロフガフフの息子、ログラクフ+トリトンの英雄、トラシオス
万能バウンスとして活躍。ログラクフが0マナなので戻す対象に困りません。 - ウェザーライトの艦長、ジョイラ
適当なアーティファクトを2枚戻すことで2ドローできます。もちろん1枚は相手のにして万能バウンスとして使うのも強力。 - 虎の影、百合子
万能バウンスとして活躍。軽量クリーチャーが多いため、戻す対象に困りません。マナ総量が5と大きくめくれた時のダメージがデカいのも相性良好。
総評
環境を代表する強力なバウンス呪文です。嵐追いの才能共々次のローテーションで落ちないため、来年まで活躍してくれそう。長らくトップメタとして活躍していますが、最悪禁止されてもパーツはほとんど代用が利くものばかりなので、デッキ丸々死ななさそうなのもいいですね。
相性のいいカードが非常に多く、このカードにとってスタンダード環境は広すぎる気がします。ではでは!