ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

養育するピクシーについて考える

養育するピクシー

「私があんたの元に来て、運が良かったと思いなさいな。ここはやり直しができる世界じゃないんだから。」

基本データ

養育するピクシーは、サンダー・ジャンクションの無法者で登場した白1マナ1/1飛行のフェアリー・ならず者で、戦場に出たとき、自分のフェアリーでも土地でもないパーマネント最大1つを対象とし、それを手札に戻します。これによりパーマネントが手札に戻されたなら、自身の上に+1/+1カウンター1個を置きます。

カード考察

自分のパーマネント1つを手札に戻せば2/2飛行になる1マナクリーチャー。その真価はパーマネントを手札に戻すそのコストにあります。

スタンダードでは望み無き悪夢勢い挫きを手札に戻し、強力な着地誘発を再利用しています。

望み無き悪夢勢い挫き

この動きを主軸とした白青黒セルフバウンスや白黒セルフバウンスは、時にそのカード名から白青黒ピクシーと呼ばれることもあります。

リミテッド

平凡な1枚。全体勝率は54.3%で、最も相性のいい白黒だと57.4%となります。大体6手目に取られます。

白黒には強力な着地誘発を持つ虚ろなる匪賊無情な法執行者がおり、それらの着地誘発を使い回すのに使われてそうです。

虚ろなる匪賊無情な法執行者

特に後者は生け贄要員としてもちょうどよく、実質的な万能除去となるコンボになります。

参考: 17Lands

スタンダード

主戦場。各種強力なエンチャントを使い回せます。2/2飛行のクロックも無視しづらく、パーツの大半が今年落ちないので来年まで活躍してくれそうです。他のバウンスと比較した場合、1マナと軽いのが強み。

他のバウンスの例
  • この街は狭すぎる…2枚戻せる。2マナ。
  • 陽光真珠の麒麟…瞬速で戻せる。2マナ。

この街は狭すぎる陽光真珠の麒麟

1マナと軽いため、望み無き悪夢を2ターン目に戻して出し直したり、勢い挫きを5ターン目に2回出したりできます。アーキタイプ名になるのも納得ですね。

統率者

特定の呪文を複数回唱えたい統率者で活躍します。

  • 永遠神オケチラ
    永遠神オケチラ
    クリーチャー呪文を唱えるたび、4/4警戒・トークンが出ます。軽いクリーチャーを手札に戻して、都合3体のトークンを出しましょう。
  • 祖神の使徒、テシャール
    祖神の使徒、テシャール
    歴史的な呪文を唱えると、墓地から3マナ以下のクリーチャーを釣れます。モックス・アンバーを唱えて釣れば差し引き1マナ増えたりします。
    モックス・アンバー

参考: EDHREC

総評

軽量バウンス持ちの優秀なクリーチャーです。今後も優秀な着地誘発持ちなどと組み合わせて活躍していくことになりそう。何よりアンコモンなので入手が楽なのがいいですね。

ではでは!

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