今日はこちら。
ファイレクシア: 完全なる統一で登場した白黒7マナのケイヤ。
呪禁と[+2]で3点ドレイン、[0]で2ドロー、[-3]でクリーチャーかエンチャントを追放し、オーラでなければその1/1飛行のコピーであるトークンを生成します。
呪禁により一般的な除去では対処不能で、基本的には戦闘で落とす事になるのですが、それがあまりにも難しく、かなり強力なPWとなっています。
まず[+2]から入った場合は3点ドレイン。
これにより都合6点分のダメージレースとなる為基本的に放置できないのですが、初期忠誠度の高さから忠誠度はこの時点で8となり、そのターン中に落とすのはかなり困難になります。
しかし1ターンで落としきれなかった場合はそこから毎ターン忠誠度が2ずつ上昇していく為、更に攻撃を必要とし、ようやく倒せた頃には回復されすぎて最早勝てないという状況になる事も少なくありません。
また[-3]から入った場合もかなり強力で、この場合は忠誠度は3と比較的良心的になるのですが、問題はこちらの盤面で最も強力なクリーチャーが追放されてしまった事にあり、そもそも1体も残っていないという状況になる可能性もあります。
対戦相手の場には1/1飛行としてコピーが出ているという事もあり、奪われたカード次第ではそれだけでは済まなくなる事も。
着地したターンに使われる事は少ないですが[0]も充分強力。
毎ターン2ドローできればリソース差での勝利も狙いやすく、対戦相手に与える占術1などかなり誤差になります。
それよりも大きな欠点はこの能力にケイヤらしさが皆無な点。
なんで？
総じてコントロールに必要なあらゆる要素を持ったPWであり、出せればかなり強力。
奥義こそないものの[+2]がその代わりとしてかなり有用で、定着すれば直接勝利する事ができます。
スタンダードには同時に登場した永遠の放浪者や、PW以外のあらゆる脅威に対処できる告別等色の合う6マナの全体除去が揃っています。
これらを使って盤面を更地にした後、[-3]で相手の脅威を排除しながら出せればかなり勝ちに近いと言えそうです。
対処法は布告。
シェオルドレッドの勅命や絶望招来によってスマートに対処できる可能性があります。
まあ効果的というよりは他の除去が効かないので相対的に有効というだけです。
逆にこれらをすべて採用した白黒絡みのコントロールが構築できるかもしれません。
カード名無行の処刑者というのはエンチャントも追放できる事を表してそうですが、基本的にはクリーチャーを追放する事の方が圧倒的に多いです。
じゃあただの処刑者やんけ。ではでは！
