今日はこちら。
兄弟戦争で登場する2マナインスタント。
すべての墓地を追放し、このターン各プレイヤーはクリーチャーでない呪文を唱えられなくなります。
その後自身を追放します。
主に妨害として使われることになりそうな2つの効果を持っています。
1つ目の墓地追放は全員の墓地に影響し、自分の墓地リソースを保持しておく事ができない反面、多人数戦であれば対戦相手の墓地をまとめて吹き飛ばせるという利点にもなります。
2つ目の非クリーチャー呪文を唱えられなくなる制限は対戦相手の動きを封じられる一方、自分にもかかるので沈黙のように非クリーチャー呪文を絡めたコンボを通すのには向いてないです。
一応太陽冠のヘリオッド+歩行バリスタのようなクリーチャーのみで完結するコンボであれば、優先して使う事はできます。
単純に自分のクリーチャー呪文を絶対通したいという時には使う事はできますね。
まあ今は最悪魂力があるんですが…。
白らしいお互いに影響がある、どちらかというと防御的な1枚。
例えば統率者戦でむかつきを撃たれた際にスタックで撃てば手札からマナファクトや儀式を撃てなくなりそのままディスカードフェイズまで入れそうです。
死の国からの脱出スタックなども有効ですね。
スタンダードでは確実に通したいクリーチャー呪文の前に撃つ事でこれとそのクリーチャーの為の打消しを2枚要求する事ができるようになります。
ただこれだけだと1:2交換となってしまうし、対戦相手の打消しは手札に温存されたままなので次のターン以降もおびえる事になりそうです。
しつこい負け犬や報復招来のような墓地利用対策として使う事もできますね。
ただ後者であればそこそこ大きな影響を与えられそうですが、前者は元々1:1交換された後である事が多いので結局このカードを使ったとしてもカード損してることになりそう…。
イラストは多分ウルザの酒杯起動後のシーン。
兄弟戦争の最後、ウルザは再会したミシュラがファイレクシアの悪魔に魂を捧げ、心も人間ではなくなってしまった事を知ります。
怒りと悲しみに包まれたウルザは持っていた酒杯を起動。
敵味方問わず島の大半を海に沈め、ドミナリアを長い氷河期へと突入させることになります。
墓地の追放、および呪文を唱えられなくなる効果は生き死にを問わず魔術師が消滅した事を表しているのかも知れません。
こんなのアンコモンで出さないでくれ、という気もします。
リミテで出られてもなぁ…。ではでは!