今日はこちら。
3マナソーサリー。
マナ総量が3以下のクリーチャーとアーティファクトをすべて追放する代わりに、それらに永久に「唱える為のコストが2マナ重くなる」と「戦場にタップ状態で出る」能力を付ける全体除去です。
ヒストリックであればいつも通りドラニスの判事で完全除去になります。
しかしそこまでしなくとも1枚につき2マナ重くなるというのは非常に痛く、律儀に相手が唱え直してきてくれるなら、その間にコントロールしきれる状態まで持っていく事が可能でしょう。
なぜかアーティファクトも持っていく為それに頼ったデッキにはかなり刺さります。
特に血や宝物トークンなどの場合、戦場を離れるとそのまま失われてしまう為、完全除去になります。
結構な数のデッキが活用しているので、かなり刺さりそうなカードです。
コスト増加及びタップイン能力は累積し、永続します。
この効果で追放されたカードが再びこれで追放された場合、それは4マナ重くなります。
やってられませんね。
蘇生等でもタップインは有効です。
宝物庫もアーティファクトなので持っていきます。
土地なので唱える為のマナ・コストは増えませんが、土地権と本体で都合2マナ無くなるのは流石に痛すぎます。
アルケミーでは二度と見かけない事になりそうです。
宝物も飛んじゃいますし。
影の評決と比較すると、相手に2マナで再展開を許す代わりに2マナ軽くなった版と見る事もできます。
(色、墓地追放、アーティファクト等様々な違いはありますが)
展開が早い事に加え、傑士の神、レーデインの存在も考えると、この2マナの差は大きく、また2体展開するのに4マナかかることも踏まえれば基本こちらが優先される事になりそうです。
アルケミー大流行中の審問官の隊長デッキではその特性からマナ総量3以下のカードが20枚以上入っており、完璧に近いメタカードになります。
神の信奉者たる僧侶が神に粛清されるのはなかなか皮肉が効いてますね。
このままメタゲームが正常に動き始めるとかなり面白くなりそうです。
(このカードアグロにも効くけど)
ヒストリックでは食物でも大釜の使い魔でも大ダメージになる為、サクリファイスが遂に数を減らしているとか。
実際タップインならあまり怖くありませんし、2マナ重くなれば致命傷でしょう。
このカード自体が粛清されそうな程、強力な1枚。
ではでは！
