今日はこちら。
マローの言ってた「小説でしか登場していないキャラクターの伝説のクリーチャー化」らしい。
5色5マナの伝説の人間・ウィザード。
人間は言わずもがなウィザードも種族サポートは多く、種族的にはかなり恵まれた1枚。
5/5というマナ相応のスタッツは持っているものの、5色の色マナを要求する点や、後述する能力から戦闘に参加する事はかなり稀だと思われます。
タップする事で有名な6枚の呪文の中から1枚を選び、コピーして使う事ができます。
その6枚は以下。
どれも黎明期から存在する由緒正しきカードです。
この内ブラック・ロータスと知識の噴出は再録禁止カードで、後者に関しては今回初めて日本語訳が付きました。
これらのカードは同じものを2度選べないものの、最大6枚も追加でカードを使えるようになります。
…どことなくシャドウバース感があるのは私だけでしょうか?
解呪は元祖置物破壊であり、現在もスタンダードに存在する2マナインスタントです。
サイドボード向けのカードですが、効果で選べるなら非常に強力。
またインスタントである為、後述する恐怖と共に構える事ができます。
ただ他の呪文がソーサリーである為、単純に起動タイミングを1回失う事になりやすく、インスタントタイミングであるというのはこのカードではあまり活かせないかもしれません。
知識の噴出は元祖Xドロー呪文であり、禁止経験もある強力な1枚です。
このカードが出せているのであればX=3以上で唱えられるでしょうし、無から生み出せるアドバンテージとしてはかなり強力だと思われます。
また相手にも使える為、ライブラリーアウトが近ければエンドカードにもなりえます。
ただしソーサリーである点やX呪文である為に効率はあまりよくない点等から、言うほど優先されないかもしれません。
恐怖は元祖クリーチャー破壊呪文で、黒でもアーティファクトでもないクリーチャー1体を再生を許さず破壊できます。
再生こそ昔の話になりましたが、黒やアーティファクトであるクリーチャーが除去耐性であったのも昔の話。
対象は選び放題じゃないでしょうか。
勿論たまたま相手が黒やアーティファクトであるクリーチャーしか出して来なければ別のを選べばいいだけです。
シヴ山のドラゴンは非常に強力なフィニッシャーであり、5/5の強化可能なフライヤーはいつの時代でも一定のプレッシャーがあります。
確かに現在の基準からしてみれば見劣りする1枚かもしれませんが、手札消費無しに出てくるのであれば話は別。
また6マナというコストは5マナの次の行動として完璧で、押されていなければ選ばれる事も多いと思われます。
5/5が寝た後に出てくるブロッカーとしても良好。
新たな芽吹きは元祖サルベージで好きなカードを2マナで墓地から手札に戻せます。
こちらも禁止経験のある1枚で非常に強力ですが、初出がアンコモンだったという事もあり結構再録されています。
最近だとミスティカルアーカイブに収録されていました。
やはり再録禁止は悪い文明。
強力な呪文を使い回せるのはかなり強力。
カードタイプを選ばないのも強力な1枚です。
これも状況を選びますが合わなければ他のを選びましょう。
シヴ山のドラゴンという安定択があるのがいいですね。
最後ブラック・ロータス。
現在も禁止・制限を受ける歴代最強クラスの1枚です。
ただ彼を出すのに5マナ使っている為、普通なら使えるのは召喚酔いの溶ける6ターン目以降。
かなり鮮度が落ちてしまっています。
とはいえやはり強力である事は間違いなく、単純に知識の噴出に突っ込めば+3ドローとなります。
シヴ山のドラゴンの為の赤マナにも当てられる為、損するという事はありません。
何より手札を消費していませんし。
コピーである為戦場を離れると消えてしまうのはしょうがないところか。
墓地利用するコンボも結構ありますが、それらは使えません。
やはり偽造は本物には敵いませんね。
タップ能力は確かに強力なものの、着地したターンは5/5バニラでしかなく、戦況を覆せるようなキーワード能力もスタッツもありません。
スタンダードですら活躍できるか怪しく、モダン以下では論外でしょう。
統率者には持ってこいかもしれません。
最もそこまで強力かと言われると…。
今後再録禁止のコピーを生成するカードが増えてくるのでしょうか。ではでは!
(追記)
テキストを確認した所、タイミングを無視して唱えられそうです。
特に相手のエンドに唱えるドロー呪文はかなり強そうですね。