ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

オリジナルデッキを調整する

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昨日は最高の夜だった!

初めて自分で構築したデッキで大会に出て、

自分としては満足のいく戦績をあげられたのだから。


今回自分がお邪魔したのは

秋葉原にある「トレカの洞窟 タワー店」というお店で

ここは毎週水曜日に

スタンダードとモダンの大会が開かれており、

参加費わずか200円ととても安い。

(大抵500円かかる)

雰囲気も良くとても楽しい復帰戦となった。

本当に感謝している。

(https://mobile.twitter.com/torecanoMTG)


戦績は1-2だったが1-2、1-2、2-0と

勝敗数で見れば4-4だった。

物語への没入は大抵4マナ4ドローとなり、

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のべ18枚のカウンターは相手の呪文をほとんど打ち消してくれた。


敗因はサイドボードにある。

かましい借り手は勝利に全く貢献せず

裏切りの工作員と集団強制は

相手のマストカウンターを打つ

絶好の機会を作った。


サイドボードの内きちんと機能したのは時を解す者、テフェリーの4枚のみであった。

この負け越しは納得のいくものだった。


サイドボードはメイン60枚の追加パッチだ。

それらはメインで勝てない相手を乗り越えるために存在する。

この時サイド後のデッキが

元の戦略と食い違う場合そのサイドは適切ではない。

ああ、これはちょうど前に自分で言っていたことだ。

(https://rodasha.hatenablog.com/entry/2019/11/07/120000)

なぜこの間違いを犯したかといえば、

僕は自分の戦略に自信がなかったからだ。

その為、アグレッシブサイドボードとして、

サイド後はクリーチャーで殴る戦略を立てた。

これはコントロールデッキにおいて

よく取られる方法ではあったが、

結局メインの戦略は予想より強力で

サイドで用意した戦略は成立しなかった。


メインに合う適切なサイドを用意しよう。

対アグロには除去とライフゲイン。

通常の青白コンでは吸収が用いられているが、

思考崩壊と無礼の罰は勝利手段と

物語への没入の為に必要である。

霊気の疾風、敬虔な命令、

ガラスの棺、王国まといの巨人等。

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対コントロールには追加のドローと妨害。

神秘の論争、魔術遠眼鏡、

覆いを割く者、ナーセット等。

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本来今日のテーマは

なぜプロのデッキをコピーするのか」

の予定だった。

その理由は強いからであり、

環境の最適解であるからだ。

が、オリジナルデッキで勝利した時の

喜びは想定より遥かに大きなものであったので

予定を変更した。


最後に1-2した商品として

フェアリーの導母のショーケースFoil

くれたトレカの洞窟 タワー店に

大きな感謝を伝えたい。ではでは!

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オリジナルデッキを考える

今のスタンダードのカードで僕が最も好きなカードは悪賢い隠蔽だ。

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対抗呪文は軽すぎたということで、

3マナ以上にすることになった打ち消し呪文には様々な付加価値が付いたものが増えた。

悪賢い隠蔽のボーナスはなんと2つ。

1つ目は雲散霧消と同じような打ち消した呪文の追放。

これは採取+最終などの墓地回収呪文に影響する。

2つ目は墓地のカードをライブラリーに混ぜる効果だ。

墓地にもう1枚悪賢い隠蔽があればこの効果でライブラリーに混ぜることができる。

これにより何が起こるか。

1つ目は呪文を4枚混ぜることにより、

ライブラリーの呪文比率が上がることによるデッキの質の向上。

2つ目はライブラリーを増やしたことにより相手が先にライブラリーアウトする、ということだ。

つまりこのカードは1枚で打ち消し、擬似圧縮、勝利手段を兼ねている!

しかも、私にとっては全く信じられないことだが、レアリティはなんとコモンである!

これは使わない手はない!

今回はこのカードを中心としたデッキを組みながら、

デッキの組み方について考えてみる。


①デッキのコンセプトを決める

それはどのようなデッキだろう。

マジックには大きく分けて4つのアーキタイプがある。

序盤にクリーチャーを並べ相手のライフを奪うアグロ、

カードパワーの高いカードを使って戦うミッドレンジ、

打ち消しや除去でフィニッシャーまで耐えるコントロール

複数枚のカードのシナジーで勝つコンボ。

悪賢い隠蔽は基本的に打ち消し呪文であり、

これが勝利手段となるのは極めて遅いので、

悪賢い隠蔽デッキはコントロールということになる。


②カードを選ぶ。

デッキのコンセプトが決まったら

コンセプトにあうカードを探す。

コントロールには大量の打ち消し、

ドロー呪文、その他が入っている。

他の打ち消し呪文を見て行こう。

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2マナで唱えられる割に対象を選ばない。4枚。

終盤腐るがまあその時は悪賢い隠蔽が回ってると信じよう。

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2枚ずつ入れて両方握れれば問題なし、とか。

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確定打ち消しがあればいいなーと見てたら相手のライブラリーを削るおまけ付きを発見。4枚ずつ。


コントロールに不可欠なドロー呪文。

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軽いので手札を整えるのに最適。4枚。

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インスタント。2枚以上。完璧。4枚。


このように入れられそうなカードが

ある程度見つかったら次にいく。


③デッキを作る。

まずは土地を24枚入れる。

今回はコントロールなのでさらに2枚。

そして残り34枚のカードを選ぶ。


④土地を考える

2色以上の場合ここでマナベースを考えることになる。

単色デッキであればマナベースの心配はないが、

エルドレインの王権には単色で使える土地がある。

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ヴァントレス城は絶対に入れたい1枚だ。

相手のエンドフェイズに起動することでより質の高いカードが手に入る。

複数起動することは考えにくいので今回は3枚入れることにしよう。

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一方で神秘の聖域は

3枚目以前ならタップ状態になる危険なカードだ。

とはいえ効果は魅力的なので2枚入れることにしよう。

他にも総動員地区や寓話の小道など

考えるべきカードを考慮した後、

ついにデッキがひとまず完成する。


⑤対戦

デッキができたら対戦して調整する。

このカードが弱いからこれと入れ替える。

土地が少なくて負けたなら土地を増やす。

色々調整したデッキがいずれ君のデッキとなる。


いつか君が最強のデッキビルダーになることを願っている。

ではでは!

11/18の禁止改定について考える

これに当たる記事は以前書きました。

(https://rodasha.hatenablog.com/entry/2019/10/29/204455)

しかし、今日のパイオニアの禁止改定で

少し事情が変わりました。

先週までの緑信心及びサヒーリコンボのような

明らかに強いデッキはなかったので

僕は禁止はないと思っていました。

しかし、今週夏の帳が禁止されました。

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夏の帳についての記事はこちら。

(https://rodasha.hatenablog.com/entry/2019/11/06/120000)

これにより少し事情が変わりました。

再度考えます。


予想は王冠泥棒、オーコのみ禁止です。

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ウィザーズの理想とする環境は

アグロ、ミッドレンジ、コントロール

コンボ含むその他に

どれも可能性がありこれらがどれも均一に使われる環境です。

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現実に目を戻しましょう。

コントロールは相手とアドバンテージ差をつけ

相手のリソースが枯渇した後

悠々とフィニッシャーを出すデッキです。

アドバンテージについてはこちら。

(https://rodasha.hatenablog.com/entry/2019/11/11/120000)

死者の原野デッキは対策の難しい土地から

2/2のクリーチャーを永遠に作り続けます。

これはコントロール戦略に対してあまりに強く、

環境から締め出してしまいました。

また王冠泥棒、オーコはアグロ戦略に対して強力でした。

アグロは通常3/3の群れを超えられず、

食物がもたらす3点のライフは

アグロにとって致命的でした。

その為アグロも数を減らし、

環境はオーコと原野の2人だけに

なってしまいました。

(アグロはある程度存在しました。

死者の原野は序盤土地を伸ばすことに専念しなければならず、

それはアグロにとって最高です。)

ウィザーズはこの環境を悪く考え、

10/21に緊急改定という形で死者の原野を

禁止しました。

この時ウィザーズは信じていました。

死者の原野が消えたことで

コントロールが息を吹き返すことを。

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現実は違いました。

王冠泥棒、オーコの強さはウィザーズの想定より

はるかに強く、

誰も世界を揺るがす者、ニッサとハイドロイド混成体に勝てませんでした。

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そして悲劇が始まりました。

ミラー対策にサイドだった霊気の疾風がメインに入り、

より強力な対策札である害悪な掌握を積む為

色が足されました。

(オーコで鹿となった相手に使えたのも大きかったです。)

オーコの使用率は日に日に上がりましたが、

それでも緊急改定することはできません。

10/21がすでに緊急改定であり、一月の間に2回、

しかも事前告知なしの最新弾最高レアの禁止となれば、

批判は避けられません。

こうしてウィザーズは11/18の禁止改定を待つことにしました。

この判断が間違っていたかどうかは置いといて

果たしてオーコ使用率7割のミシックチャンピオンシップが開かれました。

幸いにもトップ8に2人出来事が潜り込みましたが、

トップ4はすべてシミックフードであり、

オーコの強さが伺えます。

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王冠泥棒、オーコの禁止はもはや避けられません!

彼は間違いなく歴代最強クラスのプレインズウォーカーです。

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オーコの禁止を避ける唯一の道は

死者の原野の解禁です。

ですが、これはさきほど話した通り

その環境は理想には程遠いです。

ウィザーズがこの選択を取らないことを望みます。

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より健全な環境を望むなら夏の帳は禁止されるべきです。

アドバンテージの取れる1マナのサイドカードは

コントロールの立場を悪いものにし続けます。

ですが、

これはメインプランを通しやすくするだけのものであり、

極めて強力なことは確かですが、

禁止には値しないと思います。ではでは!

アドバンテージについて考える

今日はアドバンテージの話。

まずアドバンテージには大きく分けて3つある。

1つ目がライフアドバンテージ。

2つ目がハンドアドバンテージ。

3つ目がボードアドバンテージ。


まずライフアドバンテージ。

これは相手より自分がどれだけライフが多いかということを意味する。

最もわかりやすくまたある一定の値で即座に敗北してしまう一方、

あなたがどれほど得ても勝利することはできない。

(例外ーーあなたのライフを削り取るまでに相手のデッキがなくなる)

その為初心者ほど重視しやすく

中級者は軽視しやすい。

絶対値が大きな意味を持っており

ライフ20から3点食らうことと

ライフ5から3点食らうことは

全く話が違う。

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赤単はライフアドバンテージのみを重視したデッキである。

相手のライフが無くなれば他2つがどれほど負けてても君の勝ちだ。


次がハンドアドバンテージ。

これは相手より自分がどれだけ手札が多いかということを意味する。

もっと言えばその手札に使えるカードが何枚あるかということである。

相手の手札が7枚でも、

土地が2枚でエンドフェイズの度に1枚捨てているようなら、

君は相手を全く恐れる必要がない。

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時を解す者、テフェリーは君のインスタントの価値を落としながら、君の脅威を手札に戻し、1枚引くことでハンドアドバンテージを失わせない青白コン最強の1枚である。

(もっともこれは相手に出された場合も同じである。

彼がいる限りパーミッション系のデッキがTier1になることはおそらくないだろう。)


最後ボードアドバンテージ。

これは相手より自分がどれだけ戦場が強いかを意味する。

最も勝利と直結しており、これが有利であればあるほどあなたの勝利は近い。

問題になるのは概ね質、次に数である。

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意地悪な狼は相手のクリーチャーを倒しながら場に出る強力なクリーチャーである。

これはボードアドバンテージを取る方法の一つである。


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ハイドロイド混成体は非常に強力なクリーチャーである。

これは君にライフアドバンテージ、ハンドアドバンテージ、ボードアドバンテージの全てをもたらす。


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今は君のターンで、

君は灰色熊を2体コントロールしており、

相手はウォー・マンモスを1体コントロールしている。

もし君が灰色熊2体で攻撃した場合、

1体がウォー・マンモスでブロックされ、

相手に2ダメージを与える事と引き換えに灰色熊を1体失い、

戦闘後君は灰色熊1体、

相手はウォー・マンモス1体をコントロールしていることになる。

これは君にとって面白くない。

一方相手がウォー・マンモスで殴ってきた場合、

君は灰色熊2体でブロックすることができる。

この場合2体目の灰色熊は致死ダメージを受けず生き残り、

場は君の灰色熊1体となる。

これは相手にとって面白くない。

よってボードアドバンテージは今互角となる。


今互いに手札が0枚だとしたら、

君はハンドアドバンテージで負けている。

君が相手にターンを渡すと、

相手はドローフェイズでカードを引く。

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もし相手のトップデッキが巨大化なら、

相手はウォー・マンモスが灰色熊2体にブロックされたのを見て、

巨大化を打てば

6/6となったウォー・マンモスは哀れな灰色熊2体を倒し、

(君に2点のトランプルダメージを与え)、

戦場は相手のウォー・マンモス1体だけとなる。

こうなる可能性も0ではない。


更に悲しいことに君はライフアドバンテージですらも負けている。

君のライフはわずか1で相手のライフは2だ。


アドバンテージは選択を助ける一つの指針に過ぎない。

気を取られすぎて勝ちを逃さないようご注意を。

今回はここまで。ではでは!

スゥルタイフードでランク戦(BO3)に行ってきました!④

リストは前回最後と同じ。(https://rodasha.hatenablog.com/entry/2019/11/09/221155

 

Vsミラー 2-1

メイン負け。

イン:夏の帳2、強迫2

アウト:むかしむかし4

サイド先オーコで勝ち。

サイド後ダブマリで2枚で土地が詰まるも戦争の犠牲を夏の帳で弾き、

3枚目の土地を引いてオーコを出して出てたガチョウと鹿軍団作って勝ち。

 

Vsシミックフード 1-2

メイン3ニッサから些細な盗みを帳で弾いて勝ち。

イン:夏の帳2、強迫2

アウト:むかしむかし4

サイド後ニッサを放射で戻されて返しニッサで負け。

サイド先ニッサ混成体決められて負け。

 

Vsグルールアドベンチャー 2-1

メイン押し切られて負け。

イン:軽蔑的な一撃2、軍団の上陸2、撃ち壊すブロントドン2

アウト:夏の帳2、むかしむかし4

メイン先、オーコで押し切って勝ち。

メイン後、オーコで押し切って勝ち。

 

だんだん板についてきましたね。ではでは!

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