
「グランプリの王」として知られるカイ・ブッディは、1999年に前例のないグランプリ3勝を挙げた。
世界選手権のスイスラウンドでは4勝2敗と決して圧倒的な成績ではなかったものの、決勝ラウンド(トップ8)では危なげなく勝ち進み、1999年世界王者の座に就いた。
当時19歳だったドイツ・ケルン出身の彼が使用したのは、30枚以上のアーティファクトを採用した赤単アーティファクトデッキ。
それらのアーティファクトによって短時間で大量のマナを生み出し、マスティコアや欲深きドラゴンのような大型クリーチャーを展開する。
そして最後は、絶妙なタイミングの燎原の火で対戦相手にとどめを刺した。
基本データ
カイ・ブッディ(1979-2026)はドイツ出身の史上最強プレイヤーです。
- プロツアー7勝
- グランプリ7勝
- プレイヤー・オブ・ザ・イヤー4回受賞
- 生涯獲得賞金$352,620 (2007年当時)
- 生涯獲得プロ・ポイント475点 (2007年当時)
などなど数々の記録を持つ彼の活躍は、世界選手権99をこの赤茶単で制したことから始まりました。
デッキリスト
デッキ解説
当時のメタではアーティファクトを主軸にするという発想がなく、トーナメントシーンにこのレベルの茶系デッキが登場したのは初でした。
フィニッシャーは欲深きドラゴンやマスティコアといった大型クリーチャー群。

これを裏切り者の都や厳かなモノリスを駆使して早期に戦場に出し、一気に勝負を決めていきます。

土地ロック要素も持っており、クリーチャーを出した後は燎原の火やミシュラのらせんでマナを縛っていきます。

また、束の間の開口や呪われた巻物といったマナの吐き先も揃っており、当時19歳の少年が組んだとは思えない完成度を誇ります。

また、サイドボードには最大の敵であるパーミッション対策として呪文ショックと沸騰が採用されています。

総評
数々の偉業を成し遂げた怪物の訃報。
正直僕はそこまで知らないのですが、このリストは古き良きマジックを思い出させるとても美しいリストに見えますね。
安らかにお眠りください。

ではでは。