今日はこちら。
1995年発売のとある小説のプロモーション・カードで登場した0マナ・アーティファクト。
アップキープの開始時にコイン投げを行い負けた場合3点のダメージを受ける能力と、タップで無色2マナを加える能力を持っています。
デメリットこそあるものの1枚で2マナも湧くのは破格の性能。
無色とはいえMoxすら霞むレベルのマナ加速であり、ヴィンテージや統率者戦において非常に重宝される1枚となっています。
当然レガシーでは禁止カード。
0か4かと言われればそれはそう。
デメリットの3点ダメージは無視できるものではないものの素早くゲームを決められる速攻デッキやいざとなれば生け贄にできるギミックのあるデッキでは特に強力。
コントロールミラーではサイドアウトされる事もありますが、むしろどう考えても相性の悪いコントロールデッキのメインには入っている辺りこのカードの凶悪さが伺えます。
初出がプロモーション・カードという事で供給が少なく、デッキに1枚しか入らないにも関わらずかなりの取引価格となっていました。
地方格差等に関してあまりに苦情が出た為その後こういったプロモーション・カードは20年程出ませんでした。
(現在はBOX購入特典という形で存在。
地方にもちゃんと配られている為とある1枚を除けばそれほど問題にはなってません。)
しかし後にエターナルマスターズやダブルマスターズに再録。
仮にパックから出ていた場合レアだった=再録禁止だった事を踏まえればいやはやどう転ぶかわかりませんね。
ダメージなので軽減も可能。
例えば放浪者を置いておけば失敗してもダメージ無しです。
逆に焦熱の解放が置いてあればダメージは9点。
一世一代のコイントスとなるでしょう。
統率者であればライフが40点となりダメージが実質半減+統率者というマナの注ぎ先がほぼ常にあるのでかなり優秀。
というかMox禁止ならこれも禁止でいいのでは?と思いますが、再録した以上流石に無さそう。
大小の差異はあれど特定の統率者を強化する訳ではなく、全体的な底上げなのでという判断でしょうか。
逆に言えば入れない理由もあまり無いと思うのですが…。
それよりもコイントス忘れの方が厄介。
あまりの強さに忘れがちなので、あまりに頻発するようならデッキの上にコインを置いておきましょう。
ダブルマスターズ2022には果たして何がやってくるのか。
何でもいいけど色んなカードが手に入りやすくなるといいなぁ。
ではでは!