ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

露天鉱床について考える

露天鉱床

それ以前の戦いとは異なり、ウルザとミシュラの戦いでは、ドミニアそのものさえも戦争の犠牲となった。

基本データ

露天鉱床はアンティキティーで登場した土地。

  • (T); (◇)を加える。
  • (T), 生け贄に捧げる; 土地一つを対象とし、それを破壊する。

カード考察

土地を破壊する効果を持つ土地の元祖。事実上自分の土地と相手の土地を1枚ずつ交換することができます。

 

このカードの強力さは例えば以下の状況を想定することでわかりやすくなります。

先手第1ターン、対戦相手は秘密を掘り下げる者を唱えました。

秘密を掘り下げる者昆虫の逸脱者

これは強力なクリーチャーですが、あなたの手札には削剥があります。次のターンには倒せると思い、土地を置いて、ターンをパスします。

削剥

返しのターン、秘密を掘り下げる者は昆虫の逸脱者に変身し、攻撃されて残り17。ここで露天鉱床が出てきて土地を割られてターンをもらいます。

2ターン目ですが、土地を置いても2マナはありません。幸いまだ手札に土地はあるため、次こそ倒せると信じてターンをパスします。

しかし続く3ターン目でも露天鉱床が出てきて土地を割られてしまいます。

結局そのゲーム中2マナを出すことはできずにそのままゲームは終了してしまいました。

 

このカードの強力さは以下のルールに基づいています。

  1. 土地は1ターンに1枚しか置けない
  2. デッキのすべてのカードが土地としてプレイできない

通常デッキは必要最低限の土地が引けるように構成されています。その想定に反し、土地を引けなかった苦い経験はプレイヤーならだれでも幾度となく経験したことがあるでしょう。

 

露天鉱床は対戦相手に土地事故を引き起こさせます。その対象は基本土地ですら避けられません。このカードは1:1交換しているように見えて、実際にはより多くのカードを機能不全にし、多大なアドバンテージを得ることができます。

 

久遠の終端のボーナスシートでMTGアリーナに実装されます。

リミテッド

入れておくと対戦相手が事故った際にその悲惨さを上げることができます。単純に少ない方の土地を割るだけで相手の事故を誘えますし、自分の方が土地が少なければ無色土地として運用できます。強めの1枚だと思います。結構優先的にピックしていいかもしれません。

レガシー

フォーマット制定当時から禁止です。基本土地を破壊できない下位互換不毛の大地が代わりに採用されています。レガシーを代表する1枚であり、4枚採用しているデッキも珍しくありません。

不毛の大地

ヴィンテージ

フォーマット制定当時から制限カードですが、基本的に入っています。不毛の大地と合わせて5枚体制のデッキも珍しくありません。

タイムレス

なぜか4枚使えるのでかなり凶悪なデッキが組めます。使うと自分も土地が減るため、軽いクリーチャーと併用しましょう。フェッチランドにもみ消しも当てられれば勝利は目前です。

沸騰する小湖もみ消し

ブロール

迷える探求者、梓

迷える探求者、梓の新しい必殺技になりそうです。ラムナプの採掘者で使いまわせば1ターンに3枚土地を割ることができます。

ラムナプの採掘者

探検の地図緑の太陽の頂点などサーチも結構あるので揃えやすく、非常に強力な動きとなります。

探検の地図緑の太陽の頂点

統率者

上記コンボは統率者でも採用可能ですが、メインプランにはなりません。基本的に対戦相手が3人いるため、一人1枚ずつ割ってもあまり意味がありません。代わりにヘイトはめっぽう買うので止めておきましょう。

デッキに1枚お守りで入れておくのは手。本当にダメな土地というのは環境に結構あります。

総評

突如MTGアリーナにやってきた世界最強の土地破壊カード。その凶悪さでタイムレスとブロールを破壊してくれるのでしょうか。

ではでは!

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