ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

ウークタビーの王子、キーボについて考える

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今日はこちら。

 

ジャンプスタート2022で登場した3マナ3/2の伝説の猿・貴族。

お猿さんなのに貴族なのは流石王子さまといったところでしょうか。

 

タップすると各プレイヤーは「バナナ」を1本生成します。

このトークンは無色のアーティファクトと一見とても食べられたものでは無さそうですが、問題なく食べる事ができ、食べたものに魔力と生命力をもたらします。

具体的には(赤)か(緑)と2点のライフを与えます。

この能力によりウークタビーの王子、キーボは赤と緑2色の固有色を持つ事になるので、彼を統率者とした場合赤緑2色の統率者デッキになります。

 

一見お互いにマナ加速とライフを得られるだけの能力に見えますが、話はそうバナナほど甘くありません。

対戦相手のアーティファクトが1つ戦場から墓地に置かれるたび、自分のコントロールする猿や類人猿全員に+1/+1カウンターを置きます。

群れ全体を強化できるので割とボスとしてちゃんと統治してそうです。

バナナを食す以外にも宝物の消費、手がかりの解決等でも誘発し、勿論水蓮の花びらのようなトークンでないカードでも誘発します。
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この能力はこのカードの元ネタとなったであろうウークタビー・オランウータンと関連します。

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ウークタビー・オランウータンは戦場に出た時、アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する効果を持っています。

ちなみにこのカード、主にイラスト右側から通称S○x Monkeyと言われており、後に登場したUktabi Kongでは片方のお猿さんが妊娠している様子が伺えます。

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今回登場したウークタビーの王子、キーボはもしかすると彼らの子供かもしれません。

 

余談ですがUktabi Kongは戦場に出た時にすべてのアーティファクトを破壊する能力と、起きている類人猿2匹を寝かせる事で、類人猿1匹を誕生させる能力を持っています。

倍増の季節のように誕生するお猿さんを2匹に増やせば、MTGにおけるコンボの中でも最も倫理的に問題の有りそうな無限トークン・コンボが完成します。

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まあUktabi Kongが銀枠なのでそもそもゲーム的に問題があるのですが。

 

この能力を使わせない為にバナナを放置しておいても腐る事はありませんが、ウークタビーの王子、キーボは攻撃時に防御プレイヤーにアーティファクト1つを生け贄に捧げさせる能力を持っています。

統率者戦ではマナ加速としてアーティファクトを使わない事は稀ですし、他にも様々なコンボでアーティファクトが使われます。

その為複数のアーティファクトをコントロールしている事が多く、どこを攻撃しても能力を誘発させる事ができないという場面は少ないと思います。

 

対象を選べない為狙ったアーティファクトを壊せないものの、逆に他にアーティファクトがなければ破壊不能も対処可能。
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布告と聞くと黒っぽくも感じますが、その対象がアーティファクトとなればやはり緑にふさわしい能力となるでしょう。

生け贄になったアーティファクトは通常墓地に置かれる為能力が誘発。

彼を含めた群れ全体が+1/+1されるので意外にもクロックは速いかも。

自身だけでも4点、5点、6点とどんどん火力が上がっていき、21点の統率者ダメージもそれほど夢ではありません。

 

極稀に対戦相手がまったくアーティファクトをコントロールしていない場合でも1つ目の能力で譲渡可能。

ギブ&テイクと行きましょう。

 

本日のジャンプスタート2022発売を記念して、本日から3日間開催されるジャンプスタート2022発売記念パーティの参加賞として配布されます。

非常に強そうな1枚。

是非参加して獲得しましょう。ではでは!

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