今回は赤単のデッキについて。
使用者は朧霞(@obrgsm)さん。
TOP4おめでとうございます!
現在のメタゲーム
その説明をする前に今のスタンの状況を理解する必要がある。
少し長くなるぞ。
現在のスタンダードの中心は青赤大釜です。
アガサの魂の大釜で迷える黒魔道士、ビビを煮込むことで自分のクリーチャーにマナ能力をばらまき、莫大なマナからドロー、さらにクリーチャーを引き込んでマナを増やしていく非常に強力なデッキです。
加えてその大量のドローによりプロフトの映像記憶で置かれる+1/+1カウンターの数も莫大。
+1/+1カウンターの置かれたクリーチャーは更に起動型能力を得るため、デッキとしての完成度が非常に高くなっています。
マナ、手札、盤面。
この世のすべてを手に入れたこのデッキは新世界の王としてメタゲームに君臨しています。
今回の大会でもTOP8のうち6人が青赤大釜で、優勝もその一人でした。
デッキ解説
このデッキの元ネタはみっくす(@SAMURAIDRIVE_Tw)さんのこのリストです。
吉祥寺でRCQに参加。viviとUBだけを意識して自作。
— みっくす (@SAMURAIDRIVE_Tw) 2025年8月23日
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ID(vivi)
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マッチアップが良かった。 pic.twitter.com/FSnRzCGHBX
この2つのデッキは青赤大釜に対してかなり強く作られています。
その最たる例が剃刀族の棘頭です。
このクリーチャーは対戦相手が1枚ドローするたびに1点ダメージを飛ばす能力を持っており、青赤大釜は上記の通り大量にドローするデッキの為この能力が強く刺さります。
青赤大釜に対する1つの解になりえるカードで、今後赤系アグロで採用率が増えていくことになりそうです。
抹消する稲妻の採用も特徴的です。
稲妻の一撃と比べるとインスタントタイミングで撃てないもののダメージが1点多く、追放効果が付いています。
ポン置きされたビビに対して強いカードで、追放することで返しのターンに大釜とコンボするのを防ぐことができます。
これまではサイドに入っていることが多かったですが、今回はメインに4枚投入されています。
一方、顔に打てないのは難点。ライフを直接詰めることができません。
クリーチャーでしっかりライフを削っていくという製作者の意図がうかがえます。
兄弟戦争のカードですが、ファウンデーションズのスターターコレクションに再録されたため、5年使えます。
使い方ガイド
昨日僕は元のみっくすさんのリストをMTGアリーナで使いました。
他のデッキ相手にも4-1したのでトップメタだけに強いというわけでもないのがうれしいです。
負けも僕のプレイミスの比重が大きく、デッキパワーは本物です。
で、それをもとにした僕の予想するマリガン基準は土地1枚以下はマリガン、逆に土地5枚とかでもギリ何とか戦える気がします。
1, 2マナのクリーチャーがいないからマリガンとかもしなくていいです。
特に後手だと除去構えることも多いので。
サイドは青赤大釜相手なら2マナのアーティファクト破壊と魔道士封じのトカゲを入れて、他の除去や焼き切る非行士を減らすことになりそうです。
あるいはネコ抜いてドラゴンとか。
強みは手軽さと組みやすさ、回しやすさ。
弱点は青系以外の他のデッキ相手にそこまで有利じゃない点でしょうか。
総評
このメタゲームで赤単使えるの嬉しい。
偉大なデッキビルダーに敬意を。
ではでは!