ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

古えの墳墓について考える3

古えの墳墓 (Tempest #315)

死者の王国では、得るべき栄光など存在しない。

── ヴェクの墓碑銘

基本データ

古えの墳墓テンペストで登場した土地です。

  • (T); (◇)(◇)を加える。これはあなたに2点のダメージを与える。

カード考察

1枚で2マナ出せる土地。代償として2点ダメージを受けてしまいます。

それでもデメリットとしては軽すぎる部類で、例えばよく一緒に使われる裏切り者の都は他の土地を出すと生け贄に捧げられてしまいます。

裏切り者の都 (Exodus #143)

古えの墳墓は無条件で2マナ出る土地としては極めて使いやすい部類で、多くのフォーマットでその結果を残しています。

レガシー

赤単プリズンでの活躍が有名です。金属モックス等と組み合わせて1ターン目から血染めの月を初めとした3マナのカードをプレイし、高速でゲームをたたみます。

金属モックス (Mirrodin #152)血染めの月 (The Dark #58)

また神秘の炉コンボでも活躍。厳かなモノリスなどを絡めた無色デッキ特有の爆発的な初動を支えます。

神秘の炉 (The Brothers' War Retro Artifacts #36)厳かなモノリス (Urza's Legacy #126)

ヴィンテージ

白単イニシアチブで活躍しています。やり方はレガシーの赤単プリズンと同じで、早期に白羽山の冒険者熟練の地下探検家を着地させ、イニシアチブを維持してゲームに勝利します。

白羽山の冒険者 (Commander Legends: Battle for Baldur's Gate #558)熟練の地下探検家 (Commander Legends: Battle for Baldur's Gate #610)

ジュエルショップでも活躍。厳かなモノリスから早期に切望の宝石を着地させ、コンボに繋げます。

厳かなモノリス (Urza's Legacy #126)切望の宝石 (Commander 2018 #54)

統率者

ゲームチェンジャーに指定されています。序盤からの恒久的なマナ加速手段はゲームを一方的に終わらせるリスクを秘めています。初期ライフの多い統率者ではライフ損失が問題になることはより少なくなっており、非常に強力なカードとしてよく知られています。

特別相性のいい統率者はいませんが、強いて言えば不特定マナを2つ以上要求する重いクリーチャーは相性がいいです。

ルール

ダメージによりライフを損失させます。一つの指輪で軽減可能です。

一つの指輪 (The Lord of the Rings: Tales of Middle-earth #246)

シーンドライブ、ライトニングなどで倍になったりもします。

シーンドライブ、ライトニング

タイムレス

特にエルドラージの寺院も同時に獲得したエルドラージ・ストンピィでの活躍が期待できます。

エルドラージの寺院 (Rise of the Eldrazi #227)

同様に赤単プリズンでの活躍も期待できますが、4枚しか入れられないので安定しなさそうです。石の洞窟も入れる?

宝石の洞窟 (Time Spiral #274)

ブロール

全統率者のデッキに入れてよさそうです。本当に強力なので。

総評

今後も上がり続けそうな一枚。そろそろ気軽に薦められなくなってきました。

ではでは!

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