

うなるような風は、気が狂わんばかりの神核の思考のせいでほとんど聞こえなかった。
基本データ
時空不調和は久遠の終端で登場する白青4マナのソーサリー。
- プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーは、あなたのライフ総量に等しい枚数のカードを切削する。
カード考察
新しいライブラリー破壊呪文。自分のライフ総量が相手のライブラリー枚数より多ければライブラリーアウトとなります。
構築戦における初期ライフは20点ですが、4ターン目ともなれば基本的には多少減っているはず。特にアグロ相手だと虫の息という可能性も高く、そんな状態で時空不調和を撃つとそのまま返しのターンに殴り切られてしまうでしょう。
そのため4枚採用して最速で打つことを狙うよりも2枚くらいで終盤に一回打って決める方が良さそう。ライフを高く保ち、隙を見て勝負を決めましょう。
プレイヤーを対象に取るため、自分のライブラリーを切削することも可能。同じく4ターン目までライフを保つかつそれを打つ暇がある必要がありますが、リアニメイト戦略狙いで採用することができます。自分も切削できるのに白青なのはどうなのという感じもしますが、実際には回復を多用する必要があるため、白の方が向いているのは間違いないでしょう。
リミテッド
素直に4マナのクリーチャーを採用した方が無難です。よほど遅い環境であれば1枚でライブラリーアウトさせられる可能性があるので、採用する価値がある可能性はあります。
スタンダード
ローテーション落ちする強力な切削カード、完成化した精神、ジェイスがかなり使われていたため、こちらも結構可能性ありそう。デッキとしては白青コンの新しいフィニッシャーとしての活躍が見込めます。

まずはサイドボードに2枚採用するところから試してみましょう。汎用性は低くなっていますが、効率は高くなっています。
統率者
初期ライフが倍になりましたが、切削すべき枚数が約50枚から約90枚×3と大幅に増えました。そのためカードとしての性能は下がっているとみた方がいいと思います。その分墓地利用は増えてるので自分に打つパターンの方が多そう。
特に相性がいいのがホープ・エストハイム。回復した分切削する効果を保つため抜群の相性を誇ります。

総評
レアカードらしい派手な一枚。環境で活躍する姿も見れそうですが、はたして。
ではでは!