ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

英雄譚のルール変更について考える

ウルザの物語血染めの月

今日はFINAL FANTASYリリース時に行われる英雄譚に関するルール変更について。

既存のルール

英雄譚は過去の重要な物語を一つずつ語るものであり、語り終えた英雄譚は墓地に送られます。通常英雄譚は最終章の解決後生け贄に捧げられますが、これまでのルールでは英雄譚が章能力を失った場合、それは語り終えたものとみなされ、生け贄に捧げられていました。

新ルール

新ルールでは英雄譚が章能力を失った場合でもそれは生け贄に捧げられず戦場に残り続けます。それはターン開始時に伝承カウンターが置かれることはありませんが、再び章能力を得れば物語は再び語られ始めるのです。

事例①

召喚: 蛮神ガルーダが戦場に出て、1章の能力解決前にティシャーナの潮縛りが登場した場合を考えます。

召喚: 蛮神ガルーダティシャーナの潮縛り

ガルーダはすべての能力を失い、章能力がなくなりました。同時に飛行を失います。それはターン開始時に伝承カウンターが置かれることはなく、3/3の能力を持たないクリーチャーとなります。潮縛りが戦場を離れると、ガルーダの能力は復活し、その物語を語り始めます。

同様に召喚: 蛮神オーディンが能力を消された場合も5/3の能力を持たないクリーチャーとなります。これは第3章を消された場合でもそうで、第2章で得たプレイヤーを一刀両断する効果は潮縛りによって消えます。

召喚: 蛮神オーディン

事例②

問題の件。第2章を解決したウルザの物語血染めの月を出された場合、ウルザの物語は以下の能力を持ちます。

  • (T); (赤)を加える。
  • (T); (◇)を加える。
  • (2), (T); 構築物トークンを生成する。

これなぜかというと血染めの月に能力を消す能力が無いからです。血染めの月はその効果により、土地タイプとルール文章(印刷された能力)を失わせますが、付与された能力までは消せません。

これが高山の月であれば、能力ごと消せるためウルザの物語は能力を全て失います。

血染めの月

総評

今回の変更によりウルザの物語はまさかの強化を受け、価値が上がりました。禁止される可能性も上がったということでもありますが、まずはその活躍に期待したいです。

ではでは!

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