今日はこちら。
異界月で登場した白1マナのエンチャント。
自分のオーラや装備品に瞬速と、装備品が戦場に出た際に自分のクリーチャーにつける事ができる能力を持っています。
真価が発揮されるようになったのは基本セット2020での巨像の槌登場後から。
装備コストは(8)と重いものの設置コストは(1)と軽く、装備コストさえ踏み倒せれば+10/+10という圧倒的な修正を与える事ができます。
このコンボを利用したハンマータイムというデッキが日本モダン選手権2019にてベスト8に入った事で注目を集めました。
現在では当初禁止されていた石鍛冶の神秘家や、環境屈指の最強土地ウルザの物語等、多くの強化を受け、メタの一角としてかなり活躍しています。
改めてアートを見ると、シガルダはどう見てもハンマーを渡しているように見えます。
今回ファイレクシア: 完全なる統一の発売により再注目されています。
その原因となったのが耐え忍ぶカー、ケンバ。
彼は白2マナ2/2の伝説の猫・クレリックで、彼や他の猫が戦場に出る度に自分の装備品をそれにつける能力を持っています。
従来のハンマータイムでは巨像の槌を付けるタイミングはそれを出したタイミングしかなく、そのクリーチャーが除去されてしまうと、そのまま戦場に転がったままというのも珍しくありませんでした。
しかし彼の登場により戦場に残ったそれを再利用する事が可能となり、奇しくも白で色が合う為、ハンマータイムの大きな強化として期待されています。
仮に彼が実際には活躍できる性能ではなかったとしても、ハンマータイムには長期間に渡り活躍してきた実績があり、今後もさらなる装備品シナジー獲得も望めるので、装備品愛好家は持っておくといいかもしれません。
オーラ強化でもあるのですが、このカードがオーラデッキに入っているのを見た事はありません。
まあオーラデッキならこのカード自体が別のオーラの方がいいですし…。
ではでは!