基本セット2012+基本セット2013+ミラディンの傷跡・ブロック+イニストラード・ブロック
2011年10月イニストラード発売により、基本セット2011、ゼンディカー・ブロック落ち。
これにより稲妻やゴブリンの先達が落ちてしまった赤単でしたが、
流血の貴種や嵐血の狂戦士のような軽量クリーチャーを用いたスライ型が生き残ります。
フィニッシャーには前環境同様燃え上がる憤怒の祭殿や槌のコスを採用。
グランプリ広島11や世界選手権11ではTOP8に入賞します。
しかしやはり弱体化は否めず、結局闇の隆盛発売の頃には姿を消してしまいました。
翌年2月闇の隆盛発売。
この頃からDelver-Bladeと呼ばれるクロック・パーミッションデッキが台頭し始めます。
これは昆虫の逸脱者の高いクロック性能を活かしたデッキで、優秀なドロー呪文などを利用してルーン唱えの長槍の修正値を爆発的に高め、一瞬で勝負を決めます。
打ち消しがすべて抜かれる事もあり、どちらかというとコンボやビートダウンとかの方が近そう。
同年5月アヴァシンの帰還発売。
トップメタは相変わらずDelver-Blade。
グランプリミネアポリス12及びグランプリマニラ12両方で優勝し、そのデッキパワーの高さを見せつけます。
同年7月基本セット2013発売。
しかしスタンダードのグランプリは行われず、次のローテーションが行われます。
(そんな事ある?)
基本セット2013+基本セット2014+イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰・ブロック
2012年10月ラヴニカへの回帰発売により、基本セット2012、ミラディンの傷跡・ブロック落ち。
ここからパイオニア・プール。
環境が一新された事で赤単がメタゲームに帰ってきます。
構成は優秀な軽量クリーチャーを火力でサポートするスライ型。
ラヴニカへの回帰からは灰の盲信者を獲得。
2マナ2/2先制速攻と基礎スタッツが優秀なうえ、永続型能力がイニストラード・ブロックで登場したフラッシュバックのメタとして有効でした。
翌年2月ギルド門侵犯発売。
ボロスの反抗者や火拳の打撃者が追加され、さらに強化されました。
ただし結果を残すまでには至らず、この頃活躍したのはアリストクラッツ。
そのデッキ名の由来となったのはサクリ台カルテルの貴種、ファルケンラスの貴種の英語名。
後に生け贄シナジーを多用するデッキはしばしばアリストクラッツと呼ばれる様になります。
同年5月ドラゴンの迷路発売。
狂気の種夫の登場によりジャンドミッドレンジが強化されました。
赤単の姿はなし。
同年7月基本セット2014発売。
環境末期に赤単コントロールが登場します。
キーカードは燃え立つ大地。
特殊地形を寝かせる度に1点ダメージを飛ばすこのエンチャントは当時環境に多かった3色デッキに刺さり、グランプリカルガリー13でTop8に入賞します。
ようやくパイオニアまでやってきました。
あと10年…ではでは!