ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

根の壁について考える

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今日はこちら。

 

ミラージュで登場した2マナ0/5防衛の壁。

各ターンに1度だけ-0/-1カウンターを置く事で、(緑)を加える事ができます。

 

タップを必要としない為、召喚酔いに影響されずにマナを生成する事ができ、

また自分のターンに使用しても、相手のターンにも使用する事もできます。

加えて元々のタフネスも5と、一般的なマナ・クリーチャーと比べて高く、

マナ能力を使用してもタップされないので壁としての運用もできます。

これはランプ呪文の得意な長期戦に持ち込むのにも一役買ってくれます。

 

総じて軽くて優秀な1枚。

壁でありながらビートダウンへの投入も充分考えられ、

また自分のターンに動きながら、対戦相手のターンにもマナを出したい、クロック・パーミッションにとっても、強力な1枚となります。

 

ミラージュでの登場時には、戦場に出た時に1枚引ける花の壁と並んで緑の代表的な壁とされ、

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任意タイミングでマナを生成できるクリーチャーとして、手札のクリーチャーを墓地に置きながら、任意のクリーチャーを手札に引き込める強力なエンチャント、適者生存を主軸としたナイトメア・サバイバルや、

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マナを出した後もアンタップ状態である為、強力なバウンス効果の為に追加で2体のクリーチャーをタップする必要のある貿易風ライダーと相性がよく、それを主軸としたアウェイクニングで活躍しました。

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また1998年のプロツアー予選ではバグを利用したチート・デッキフェイズ・ゼロが誕生。

これはタップすると追加ターンを得られるが、アンタップするには自分のターンをスキップする必要のある強力アーティファクトTime Vaultが深く関係しています。

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当時はこれをアンタップするかどうかを決めるタイミングとして、プレイヤーのターンとターンの間に、どちらのターンでもないフェイズが存在し、ここで「ターンでないなら根の壁は何度でも起動できるのでは?」という天才のひらめきにより、根の壁1枚から無限マナを生成し、天才のひらめきで勝利する狂ったコンボデッキが誕生しました。

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当然そんな暴挙が許されるはずもなく、すぐにこのルールは改定され、現在では構築不可となっています。

 

時のらせんでタイムシフト枠で再録。

召集で寝かしつつマナを生成できる点が相性がいい召喚の調べを用いたプロジェクトXやセルで活躍。

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ミラディン・ブロック期には単純なビッグ・マナやクイックントーストで活躍しました。

 

兄弟戦争プレリリースでもらえるプロモーションカードの1枚。

スタンダード期には緑系デッキで大活躍していた1枚なので、緑好きであれば是非プレリリースに参加してゲットしましょう。

ではでは!

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